2009
06
02

「人とロボットの秘密」

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現在ITmediaNewsにて連載形式で全文掲載中でした。
題名からして男の子向きではありますが、まさしく科学的にして哲学的な感じ。
たぶん、この題名に心惹かれる人には面白く読める気がします。 個人的に興味深かったのは、多くの人気巨大ロボアニメを生み出した「サンライズ(当時は創映社)」が、大ヒットしたマジンガーシリーズを超える「巨大ロボットもの」作品を生み出すにあたり、実際に玩具売り場に通って子ども達と同じ目線で遊び「子どもはなぜ巨大ロボットに魅力を感じるのか」という努力から開始したいう件。

パソコンやブロードバンド・ネットを気ままに扱えると、時折自分が情報の先端に居るかのような錯覚と同時に、全く何も生み出せない(所詮はコピー&ペーストでしかない)存在であることに打ちひしがれます。
こういう「アナログ」な努力とその成果には心惹かれ、憧れちゃいます。

話を戻してその「理由」とは、「子どもは小さいんだ」ということ。
家族を含めた大人は身体的にも経験的にも大きく、子供は自分の思い通りにふるまえない。
そこで、子どもは大きなロボットに憧れる。
さらに「巨大ロボットもの」は、超人的なヒーロー作品とは異なり、主人公は普通の人間。
彼らがロボットに乗り込むことでスーパーパワーを手に入れるという設定と、SF的なアイディアが「いつかは実現」という夢を持たせ、感情移入を強くするのだとか。

なるほど。言われてみると意外に深い気がしました。
例えば大人もずっと「大きくて立派なクルマや家」を欲し、憧れます。
それらを持つ人は、自身も周りも一種の「スーパーパワー」を手に入れた存在と認知している気がします。

もっとも子供の頃は誰もが持てるその夢も、大人になると「資産」という形で具現・限定化されてますが・・・。


人とロボットの秘密
著者 堀田純司  カバー画 むらかわみちお
価格 1,470円(税込)
ISBN 978-4-06-214786-6

「人とロボットの秘密」 まえがき(連載開始部分)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/15/news074.html

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堀田 純司
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