2009
07
19

便利で高機能 Vista / 7の「Complete PC バックアップ」

BackUP_win.jpg

Windows VistaのBusiness/Enterprise/Ultimateエディションには標準で「Complete PC バックアップ」という文字通り「完璧な」バックアップ・HDD交換用のツールが付属しています。 Windows 7においても、Professional/Ultimateエディションには標準搭載されるようです。
修正追記:この方法での「HDD交換」は、Windowsインストールメディア(DVD or CD)がないと実現しませんでした。 「メーカー製PCの一部ではリカバリDiskが付属(別途購入が必要)せず、そのままでは実行できない」という話題をネットで見かけて、ようやく気付きました。 復元自体はセーフモードからも実行可能ですが・・・それだと元のHDDに復元されるだけで、肝心の新規HDDへの交換は出来ませんね。 そういった場合は、一番下で紹介したフリーソフトか、市販ソフトの利用となるでしょう。

この機能を大雑把に紹介すると、単なるファイルのバックアップではなく、Windows環境を丸ごと保存し、新規HDDに復元することが出来ます。
これは額面通り障害に備えた「バックアップ・復元」はもちろんですが、結果として利用環境そのまま(面倒な再インストールや、細かいカスタマイズ作業なしに)「HDD容量の増加」+「新型ドライブによる高速化」も、かんたんに実現します。
ドライブの大容量化と低価格化、そして高速化が著しい昨今、意外なほど「使える機能」ですよ。

C_backup.jpg

事前に整えるべき周辺機材・状況の確認。

当然ですが「一時バックアップ用」と「更新用」の2つのHDDが要ります。 取りあえず内臓・外付けは問いませんが、少なくとも現在「(Windowsで)利用している」容量より大きくないとバックアップはできません。
なお一時バックアップ用途にはDVD-R等その他記憶メディアでも構いませんが、昨今のHDD容量=数百GB以上から考えると、HDD以外ではあまり現実的な方法ではないかもしれませんよ。

アドバイス1:一時バックアップ用には、ギリギリ容量の足りる旧式HDDなどで構いません。
一時バックアップでは、現利用HDDの全体容量ではなく「使用領域」に足りれば良いので、中古などを上手く見繕えば安上がりかもしれません。 2回目以降は、初回に交換したHDDと新規購入のHDDによって、自ずと交換ローテーションが出来あがるはずです。

Drive_comp.jpg
アドバイス2:更新用HDDの事前フォーマットと、復元後パーティションの拡大。
新HDDを未フォーマットのまま「Complete PC バックアップ」復元すると、新HDDには旧HDD容量での「パーティション(仕切り)」と「未割り当て」領域が出来ちゃいます。
これを回避するため、事前に新HDD全体をNTFSフォーマットしておき、復元後に出来た「パーティション(ボリューム)」を「ディスクの管理」から拡張(仕切りをドラッグするだけ)してHDD全体容量を使えるようにします。


C_backup2.jpg
さて、具体的な「Complete PC バックアップ」とその復元方法ですが
「スタート」→「メンテナンス」→「バックアップと復元センター」から「コンピュータのバックアップ(A)」を選ぶだけです。

周辺機材とその設定が済んでいれば、画面の指示通りに行うだけなので詳細は割愛しますが、以下などで解説されていますので、不安な際は事前参照されてみて下さい。

@IT「より高機能になったVistaのバックアップ機能」
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/vista_feature/06backup/06backup_03.html

マイコミジャーナル 「すべてが分かるWindows Vista大百科」 「バックアップと復元センター」
http://journal.mycom.co.jp/special/2007/windowsvista/067.html


私はもう何度も実行して一切問題のない、安心・安全・確実な機能であることを確認しています(「スタートメニュー」中にフォルダ=ショートカットが重複作成されることはあった→個別削除にて対応可)が、ネット上では「エラーが出て使えない」という評判も目にしました。 構築環境によっては、上手く動作しない状況があるのかもしれません。 初回の実行では、念のため上手く行かないことを仮定した二重のデータバックアップも考慮して下さい。 Windows 7のRC版で事前演習してみるのも有効でしょう。

なお最初に記したように、同機能はWindows VistaのBusiness/Enterprise/UltimateおよびWindows 7 Professional/Ultimateエディションにのみ搭載されるものですが、同様の機能をHome系エディション版で実現するフリーソフトがありました。
海外ソフトにて英語表記、なおかつ私は試していませんが、非常に有用そうなので併せて紹介しますね

窓の杜
HDD内のデータを丸ごと別HDDへコピーできるフリーソフト「EASEUS Disk Copy」

http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/08/26/easeusdiskcopy.html

EASEUS (提供サイト様)
http://www.easeus.com/disk-copy/

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