2009
07
20

異常気象の一つ? 北米や欧州で珍しい気象現象が頻発中

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神秘的で美しい「夜光雲」を捉えた写真
以前は北極や南極周辺に発生する「夜に光るナゾの雲」として知られてきた特異な現象。
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ことが広く知られるようになったきっかけは、去る7月14日の「パリ祭(革命記念日)」での光景から。
写真はエッフェル塔周辺での花火を写したものですが、夜間にも関わらず「夜空を覆う光る雲」がハッキリ捉えられています。 もちろん多数の市民にも目撃された現象。

Paris_cloud.jpg


これまで北半球なら北緯50度程度以外ではほぼ見られなかった輝く神秘的な雲が、ここ数週間北緯40度未満の広い地域で多数出現しているようです。

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フランス と アイルランド で発生した夜光雲

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こちらは オランダ と ポーランドでの光景

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北米やユーラシア大陸の中北部でも、広く観測されているのだとか。


この「夜光雲」、通常は雲が発生し得ない超高高度(高度80km前後)に発生するため、地平線に沈んだ後も上空に射す太陽光に照らされて「発光」するかのように観測されるのだとか。 その特徴的な縞模様は、「大気重力波」によって形作られると考えられているそうです。  ただし、その正確な発生理由は未だ謎のまま・・・。

「オーロラ」とは違うの? そう考え調べてみましたが、オーロラはもう少し上の高度で太陽から飛び出した荷電粒子が大気と衝突して発光する現象とのこと。 何らかの理由で結晶した微細氷粒子が横から太陽光を受け光って見える夜光雲とは違う現象のようです。


謎の多い現象ということで、もちろん観察・研究もされています。 ただ、これら中緯度地域での夜光雲の出現は2002年頃というごく近年からのもので、地球温暖化による大気層の温度変化だけでは説明できないとも言われています。
Aeronomy_of_Ice_in_the_Mesosphere.jpg
2007年には、この夜光雲の観測を主目的とする初のNASAの衛星、AIM (Aeronomy of Ice in the Mesosphere)が打ち上げられています。
画像は同衛星によって、初めて宇宙からの観測された「夜光雲(noctilucent cloud)」の写真。


Glowing Clouds Filmed from Space Station


2003年国際宇宙ステーションから撮影された夜光雲

Noctilucent Cloud Sightings

アラスカでの夜光雲


最近では北緯40度前後の地域で多数観測されていますので、関東以北の地域なら見える可能性があります。 薄暮時の北の空低く、30度ぐらいの角度域に「青白く光る波打った雲」が見えたら、夜光雲かもしれませんよ。



もう一つは、6月30日の夕刻、ニューヨークの空を埋め尽くした「乳房雲」の映像
大きな気象変化なかったようですが、さすがにこの奇怪な空模様にはNY市民も騒然となったようです。

freaky clouds Breaking News Videos CNN

2009年06月30日にNYC上空を埋め尽くした「乳房雲」



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