2009
08
05

興味深い殺人未遂犯「中井多賀宏 容疑者」の話

07中井 多賀宏
'07に野外イベントで憲法講演する同容疑者

在住市に「平和のまち条例(憲法9条における戦争の放棄を加味した「無防備都市」を唱える)」制定の請求代表者に名を連ね、法学部法律学科の学士(修士過程中退)称号を持つ男が、クルマの運転トラブルから口論となった大学生を「所持していた折り畳みナイフで複数回刺した」という奇妙な凶悪犯のお話。
事件そのものは、ニュースなどでは度々見掛ける内容ですが、起こした人物像が特殊・以後の周辺情報・反応の確認のため、しばらく静観していました。
今更ですが、当ブログはニュース速報でもありませんし、昨日記載の「裁判員制度」の関連もあったことから、今回お伝えします。

事件は去る2009年7月13日午後7時5分頃、大阪府箕面市箕面8丁目の路上で起こりました。
14日付けのWebニュースでも「"9条の会&無防備条例"で平和と人権を愛する男、交通トラブルで大学生を数回刺して逃げる」などの見出しで複数メディアから紹介されていたため、あるいはご存知の方も多いかも。
中井 多賀宏
自身のブログに今も掲載される「中井 多賀宏」容疑者の写真 パンクをイメージ?青紫な髪と、真新しく安っぽい革ジャンが奇異

更新期限?現在は既に消去されているようですが、当初神戸テレビのWebニュースではこう伝えられていました。


箕面署によると、男は、箕面市桜ケ丘1丁目、会社役員中井多賀宏(たかひろ)容疑者(36)。
現場から約40メートル東の市道交差点で、2人の車が出合い頭に衝突しそうになったことから、
中井容疑者が大学生の車を追いかけて口論になり、所持していたナイフで大学生の腹を数カ所
刺した疑いが持たれている。


なお、現場の目撃者情報から自宅での逮捕となりましたが、当初「にらみ合いになり刺した」と認めていたものの、その後の調べに「頭が真っ白で覚えていない」と否認していた模様。
日刊スポーツ.COMでの記事
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090714-518233.html
毎日.jpでの記事
http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2009/07/14/20090714ddn041040015000c.html
ZAKZAKでの記事
http://www.zakzak.co.jp/top/200907/t2009071804_all.html

同容疑者の人物像は、(最近の履歴を見る限り)不似合いな経歴を持っています。
Wikipediaでの記載
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E4%BA%95%E5%A4%9A%E8%B3%80%E5%AE%8F

一部を抜粋
中井 多賀宏(なかい たかひろ、1973年6月17日生まれ)は、詩人、憲法活動家、ミュージシャン。
大阪府大阪市生まれ、大阪府箕面市出身。
関西学院大学在学時から、主に差別問題を中心に各種人権問題に取り組み、大学院中退後、
憲法の価値を広めるべく憲法講師としての活動を始める。2004年に「みのお9条の会」の立ち上げに参加、呼びかけ人となる。
2007年3月、「箕面市平和のまち条例」請求代表者として箕面市議会にて陳述。

また、自身のホームページなどに記載された内容によると

株式会社 PUNK IT UP代表取締役
ベーツ憲法研究所代表
軍縮市民の会・軍縮研究室会員
関西ベンチャー学会会員
「みのお9条の会」呼びかけ人
「共謀罪新設反対国際共同署名」呼びかけ人
日本詩人クラブ会員
関西詩人協会会員
日本現代詩歌文学館振興会会員

などの肩書きを持つようです。

一見すると、しっかりした主義・主張を持ち、その多くを活動表現する人物のように見えます。
ただしWeb上などから確認できるその著作には該当するような知性を感じとれず、むしろ多感な中学生の乱筆のようにも。
年齢や活動の時系列を顧みるに、こうした「肩書き」や「社会的体面」を自身(もしくは誰かの入れ知恵?)により、ここ数年で表面的に構築したように感じます。

自称はミュージシャン・会社役員ですが、「社会性を持てず、表面的な接点のみで現実には全くの孤独だったのだろう」と感じるのは、彼の関連サイトが事件後も(存在するであろう)関係者からのコメント更新もなく残り続けている点。
(ブログには事件当日の日記もあります。また、精査されないことを承知していたのでしょう「IMALU(明石家さんまさん長女)」さんがブログメンバーの一人に承認されています!)
Takahiro_Nakai.jpg
逮捕時には自宅に知人女性が居たようですが、右隣の方でしょうか・・・
Takahiro_Nakai2.jpg
「何かの仲間」というより、単に飲食店でのワンシーンのように見えます

不確かなWebでのウワサですが、相当数の自著(或いは共著)は全て自費出版で数千万円の負担があり、それらは裕福な実家が出したという説もうなずける感じがします。
Nakaibook.jpg
経歴上本人は憲法(主に9条)を主研究としているようですが、共著作には刑法解説なども存在
著作本をアマゾンで検索(和書:「中井多賀宏」)
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%92%86%88%E4%91%BD%89%EA%8DG&x=0&y=0

なお主義・政治論での関連は、大半が自身の「都合の良い妄想劇」に箔をつけようとしただけで、基本的にはそれほどの関連性はないと感じます。
ただ「呼びかけ人」などかなり関連性の強いはずの団体などが、彼の人柄はもちろん、起こした事件などを把握しきれていない点を鑑みるに、唱える内容は同列レベルかな?と思わざるを得ませんね。

「みのお9条の会」(前関連団体)
http://www.hcn.zaq.ne.jp/minoh9jyo/
「よびかけ人」に名を連ねていましたが、その対応は7月25日付けという非常にのんきなもの。
「NEWS」でのコメントも「もう奴とは関係ない」的なもので、政治論を語るにふさわしくない団体と感じます。


本人サイト・ブログ、及び関連リンクなど
「五百羅漢」
http://nakai.petit.cc/

「ギターの弦で目え突いて。」(事件当日付けの日記あり)
http://ameblo.jp/nakai-takahiro/

「中井多賀宏の刺激的な日々。」
http://blog.livedoor.jp/nakai_takahiro2
 「箕面市平和のまち条例」制定請求書
http://minoo-heiwa-j.hp.infoseek.co.jp/syusi4.html
私たちの「箕面市平和のまち条例」制定の要請は「殺されるのも、殺すのもいや!」という強い思いに基づいており、そして、真の平和建設に向けた具体的方針、施策を進めていきたいと願って求めるものです。 (本人のコメント)

大阪府守口市議・社民党三浦たけおの「リアル守口」
'07年8月「第13回ゆんたく祭りを開催しました」 より
http://miura-takeo.net/content/view/149/99/
容疑者とは無関係な方(議員)と思われますが、その活動内容から偶然に彼を紹介する結果になっています。


少し気になるのは、当件は当然「裁判員制度」対象裁判の起訴に相当する凶悪事件のはず。
しかし一方で同様犯罪を衝動的に犯してしまうような人間(現実には中井容疑者そのものですが)よりは、法律の知識は高いと想像される点。
現行犯逮捕でないので、刑法処罰を忌避した行動を取られたり、証拠が不十分だった場合、今後どうなるのか?非常に気になります。
現実の話か?すら判りませんが、自身のサイトには『[パニック障害] [強迫性障害] [境界性人格障害(ボーダー)]のため通院中デス。』と記載。多少鈍くても法律の知識があるなら、「心神喪失」などと主張・認められれば、少なくとも収監は免れることになります。
(もちろん、現時点では逮捕された「容疑者」であり、法的には未だ犯罪者として確定した訳ではありませんが・・・)


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