2009
08
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「斜め上を行く」? 海外ネットでの日本サブカル評判

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2009年版「このアニメがすごい」公式4位、一般アンケート3位 の「とらドラ!」より

アニメ・マンガなど、日本のサブカルチャーに寄せられた海外のネットユーザーのコメントを一部紹介。
恋愛カルチャーについて

「萌え」を理解した!って日本の友人に言ったら、怒られたよ。
「萌え」とは「感じる、こみ上げる衝動」であって理解なんて出来ない。 お前は"LOVE"や"Soul"を「理解」するのか?って
(アメリカ)

女子に手作り弁当を作ってもらうのは、最高の栄誉だと聞いた。(フランス)
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プレイステーション2用恋愛シミュレーションゲーム「キスミス」より

弁当にあこがれる。あの箱には料理と夢とが詰まっている。(オランダ)

留学したときホームステイ先のママが毎日作ってくれたよ! スゴイの!いろんな料理がちょっとずつ入っててとってもキュート!(アメリカ)

アニメでは女の子が黒焦げの苦いクッキーを作る。それがイイ。 日本ではそれを笑顔で食べることで、男の勇気を誇る文化がある。(シンガポール)


日本の食事作法について

「イタダキマス」とか「ゴチソウサマ」ってなに?(アメリカ)

十字を切る食事前の祈りみたいなもん。 ただし、食事前は食べる命に、食後は作ってくれた人への感謝の言葉だ。 神ではなく、自分が食べる命に祈る。実に日本人らしい思想だ。
(フランス)


ちょっと特異な恋愛カルチャーについて

日本は「やおい」をもっと誇るべき!
私を鬱病から解放してくれたんだから!
(アメリカ)

兄が同性愛者だと知って、私は悲しさよりも喜びに満ちた。(韓国)


痛車
文化には、理解が及ばない方が多いように見受けましたが・・・
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日本製のXbox360用ゲーム「エースコンバット6 解放への戦火」上にて、「萌え画」が戦闘機に描かれるという混沌ぶりには驚愕の模様。
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アイドルマスター「星井美希」仕様のスホーイ Su-33

ACECOMBAT6 Su-33 Flankar -IDOLM@STER MIKI-



PCゲーム上でも、日本人ユーザーが独自に萌えノーズアートを描いた「痛 戦闘機」が登場していました。
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日本のカオスミックスな宗教観について


「あぁっ女神さま」を見て感動。 女神と人が恋人同士なんてのは、ギリシャ神話だけだと思ってた。(アメリカ)
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「あぁっ女神さま」フィギュアとアニメ版のシーンより

聖書よりマンガが普及している時点で驚きに耐えないが、マンガ版聖書の存在にさらに驚いた。(クロアチア)

手塚治虫の「ブッダ」は素晴らしい。 クリスチャンだけど何度も読んだ。
(アメリカ)

日本の「仏教文化」に興味があって、留学したときに「初詣」に行ったんだ! あとで「それ、宗教が違う」って言われた・・・。(ロシア)

柊姉妹(「らき☆すた」登場人物)のいる神社は神道でいいんだよな? 旅行で日本の鷲宮神社に行くから作法を調べてる。(アメリカ)
LuckyStar_Washinomiya.jpg
「らき☆すた」"聖地"の一つ、鷲宮神社でのグローバルな絵馬

マンガのキャラ達は、鐘をついて、その後新年を祝うお祈りをするよね。 そういうのが作法なの?(ポーランド)

驚く事に、あれは宗教が違う。 年末に鐘をつくのは「仏教」で、そしてそのままの足で「神道」式の新年のお祈りをするんだ。 ついでに12/24・25はしっかりクリスマスを祝う。(アメリカ)

なんて平和な3ヒットコンボ!(イスラエル)

悪魔も天使も「萌え」にされるなら、もはや「7つのラッパの音(ヨハネの黙示録 第8章より)」も怖くはない。(ルクセンブルク)

誤解を恐れずに言うなら、宗教戦争は文化と価値観の違いに過ぎない。
一冊の宗教書を信じるより、千の漫画、アニメ、ゲームに触れ、泣き、怒り、笑う方が価値観の幅が広がる。 そこには絶対の正義など描かれていない。
日本の平和はそういうこと。
(フランス)


さらにカオスな日本の戦争論などについて


「ヘルシング」(現代にナチス残党が登場)が生まれる国、日本。 しかし面白いから困る。(ドイツ)
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「ヘルシング」にはナチス残党の組織が登場。海外では一様にタブーとされる「ハーケンクロイツ」が多数描かれている


世界でも有数の軍事力を持ち、世界でも有数の戦争をしない国。 不思議な国だと思うよ。(ベトナム)

あの街のどこかに、俺が心奪われたキャラが居ると思うと戦争なんてできん。(ドイツ)


戦争をしないことが一番豊かになれる。
彼らはそれを証明してくれている。
(クロアチア)


「神風特攻隊」について、祖父が日本人軍属だったという米国人が(誠実な)長文コメント。
それを見たスペイン人に「難しいので何かに例えてくれ、出来れば簡単な英語で」とツッコまれて一言

自爆テロ→サイバイマン、セルの自爆
神風特攻→チャオズ、べジータの自爆


スペイン人の返答「良く判ったよ!」


アメリカはロボットに殺人機能を
ロシアはロボットに諜報機能を
一方日本は、美少女の外観と恋愛機能を付けた。
(ポーランド)
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「最終兵器彼女」より


マンガやアニメの世界では、予測をあらぬ方向で超越する様を「斜め上(を行く)」と表現されますが、彼らにとって日本のアニメ文化とはまさにそうした「果てしのない創造」と捉える向きがあるのかもしれませんね。
恐らくこうした好意的な意見は、そもそも日本のサブカル好きな方々でしょうが、興味深い第三者的な思索とは感じます。
茶化しながらも政治や宗教観にすら及ぶ高尚な考察もあったりして、その点はサブカル⇔オリジナルカルチャーを知らない、一部の日本ヲタも見習って欲しいところ。

最後に、何故か日本アニメ・マンガ文化に造詣の深いフランスの方のコメントを。

バカな評論家は「"アニメ"は素晴らしいが10のうち7は下劣。その7をなくし、残った3の暴力的、性的表現を控えれば"アニメ"はもっと良くなる。」って言うのさ。愚かだよ。 その7があるから、宝石の3が生まれるんじゃないか。
日本はそれを理解しているから色んな作品が作られるんだ。
(フランス)


産経ニュース「弁当に憧れる」アニメで見る「NIPPON」、世界の「外から目線」より
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/27/news042.html


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