2009
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L.Aエンゼルス 背番号34 「ニック・エイデンハート」

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米 MLBア・リーグ開幕戦直後の今年4月9日未明、 エンゼルスの新人ピッチャー、ニック・エイデンハート(Nick Adenhart/フルネーム:Nicholas James Adenhart ニコラス・ジェームズ・エイデンハート)は交通事故に巻き込まれ、帰らぬ人となりました。
チームは直後に最下位まで転落したものの、その後には怒涛の快進撃を続け、ア・リーグ西地区における地区優勝を決します。 そして(日本時間)17日、若くして失われた野球人の遺志を継ぐMLBのア・リーグ優勝決定シリーズ第一戦は、ヤンキー・スタジアムにて N.YヤンキースvsL.Aエンジェルスが開催されます。
エンゼルスがア・リーグ西地区優勝を決めた9月29日。
外野フェンスに掲げられた写真に向け、彼の名を連呼しながら一斉に駆け寄るエンゼルスの選手たち。
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「本当に打ちのめされた、その痛みは今でも癒えることはない。」トリー・ハンター(Torii Kedar Hunter)外野手
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開幕前に球団の「最も期待される選手」にも挙げられた若手投手ニック・エイデンハート(享年22)は、開幕からローテーション入り。 4月8日の初マウンドでは、父親を招待したホームのアナハイム・スタジアムにて6回無失点という見事な投球を見せていました。

そのわずか数時間後、同乗していた友人の車は「飲酒運転の末に赤信号を無視したミニバン」に時速約90kmで追突されて大破。事故では同乗の2名が即死、1名が重症を負い、彼も重症を負って緊急手術を受けたものの、帰らぬ人となります。
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エイデンハートは11歳でリトルリーグ・オールスターチームの投手として活躍、15歳には全米野球誌『ベースボール・アメリカ』で年間最優秀ユースに選ばれるなど、早くからその才能が注目されていましたが、メジャーへの道は決して平坦ではありませんでした。

高校1年には一時バスケットボールも志向していましたが、2年からは野球に専念。
優秀な成績を収めていたものの、'04年MLBドラフト2週間前の最終戦において肘に靭帯裂傷を負い、その時点ではMLB入りを断念。 しかしエンゼルスはドラフト14順目で彼を指名。プロ入りが決定します。
'05~'06年シーズンは肘の手術と再起のためにほぼ費やし、マイナー・リーグや五輪代表を経て、MLBでの活躍は'08年より始まったばかりでした。

事故後、ニックの家族はエイデンハート記念基金(Nick Adenhart Memorial Fund)を創設。 既に野球ユース団体への財政援助を始めています。


エンゼルスナインはユニフォームに背番号34をあしらった喪章を着用、球団公式ホームページにも用いられています。
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また、ホームのアナハイムスタジアム外には、彼を偲ぶファンが自然に置いた追悼の輪ができました。
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プレーオフを勝ち進んだとしても「将来を約束された右腕」はもう帰ってきませんが、「チャンピオンリングをエイデンハートの両親にプレゼントする」という目標を掲げ、エンゼルスナインは戦い抜くそうです。
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ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム 公式サイト
Angels' Adenhart killed in accident より
http://losangeles.angels.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090409&content_id=4179446&vkey=news_ana&fext=.jsp&c_id=ana


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