2009
10
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「ハロウィンのかぼちゃ」 にまつわるお話

Jack_O_lantern.jpg


数年前から?結構日本でも季節イベントとして流行しつつある「ハロウィン」
そのシンボル「奇異な顔立ちを彫るかぼちゃ」にまつわる伝承を調べてみました。
そもそも「ハロウィン(Halloween)」とは、カトリックにおける「万聖節(諸聖人の日)」の前夜(10月31日)に行われる一種の伝統行事。 万聖節の旧称 "All Hallows"の「イブ(eve:前夜祭)」であたるところから、"Halloween"と呼ばれるようになったそうです。
ただし、元の由来はケルト民族の年末祭(内容は日本の「お盆」に類似)にあったため、キリスト教のお祭という訳ではありません。

そしてハロウィンのシンボルといえば、カボチャをくり抜いた明かり立て「ジャック・ランタン」を作りますが、この伝承がなかなか興味深いものでした。


「ジャック・オー・ランタン(Jack-o'-Lantern「ランタン持ちの男」の意)」は、ケルト民族系に伝わる鬼火・火の玉に関する伝承。 元々は「火の玉現象」そのものを指しますが、光る衣装を身に纏うカボチャ頭の男の姿でも表され、別名を「提灯ジャック」とも呼ばれるそうです。
img_Jack_O_lantern.jpg
イメージ画像


また、他の文化圏には「ウィル・オ・ウィスプ(Will o' the wisp、ウィル・オ・ザ・ウィスプ)」「一掴みの藁のウィリアム(松明持ちのウィリアム)」という同様の意味を持つ言葉・伝承もあるようでした。
Will_O_the wisp

両伝承によれば、堕落した人生を送り死んだ者の魂が死後天国へも地獄へも行けず彷徨う姿なのだとか。 「無間地獄」というヤツですね。
その手にはカブをくりぬき、悪魔からもらった火種を入れたランタンを持っているとも、カブに憑依しているとも言われています。

ちなみに、元は「カブ」だったのに「かぼちゃ」になった理由は、元々アングロサクソン系に伝承した同伝説が北米大陸に渡り、北米で主流の作物「パンプキン」にとって代わったから。
日本では馴染みのない、この「大きくてオレンジ色の皮を持つかぼちゃ」はペポ種に分類されるそうですが、北米ではこの種のみが「パンプキン」であって、他の種は「スクァッシュ」と呼ぶそうです。
何となくそうは思ってましたが...日本で知られ、流行しているのは「外国の」というより「アメリカでの伝統行事」なんですね。


なお、その「ランタン」ですが、近年は本筋からは離れ技巧を凝らした彫刻も流行です。
Obama_lantern.jpg
今年の顔、「オバマ・ランタン」

dethStar_Lantern.jpg
アイディアものの「デススター(スターウォーズより)・ランタン」

Harry_Potter_Lantern.jpg
なかなか素晴らしい技巧、「ハリーポッター・ランタン」


凝っている人も多いらしく、こんなサイトもありましたよ。
参考リンク:Pumpkin Masters(パンプキン・マスターズ)
http://pumpkinmasters.com/

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