2010
03
18

新 DivX Plus って、どんな感じ?

DivX_top.jpg

16日から無償提供と販売が始まった、 DivX 社の動画再生ソフト「DivX Plus」(旧 DivX 7 後継)
個人的には以前より DivX コーデック系の理解も活用も縁遠く、あまり興味はなかったものの・・・

発表によれば
「 DivX Plus HD 」は、 MPEG-4 AVC/H.264 、AAC に準拠した動画形式とのこと。
また、東芝は今年から「 DivX Plus HD 」技術に関する複数年のライセンス契約を締結とのニュースも散見。
REGZA〈レグザ〉シリーズなど、 PC ユーザー・フレンドリーな同社 AV 家電の今後にも興味があったことから、ちょっとチェックしてみました。
とりあえず、再生ソフトの「 DivX Plus Player 」から拝見

まず感じるのは、残念ながら「 DivX Plus Player 」の起動が異様に遅いこと。
また、半透過の操作系周辺部が消える・現れるのレスポンスも非常に悪く、結構イライラします。

再生・描画の比較には、今やネット動画などで頻繁に目にする MPEG 4 AVC 動画を用いています。
明確な差とまでは言い難いのですが・・・予想外の差異がありました。


同形式を標準サポート、サードパーティ・メディアプレーヤーの「 GOM Player 」
GOM_Play.jpg
画像からは差異を感じ辛いのですが・・・中間・標準的な画質。
直接比較するとやや曇ったような色合い印象を受けますが、全体としては素直で滑らかな描画にも感じます。


次に、ffdshow(デフォルト設定)による「 Windows Media Player 11 」での再生
WMP11_Play.jpg
「 GOM Player 」比較だと、やや色調補正が効いたようなビビットな印象。
ノイズとまでは言いませんが、描画としてはどこか粗さを感じます。



そして本命?「 DivX Plus Player 」による再生
DivXPlus_Play.jpg
ffdshow近似の色調に、さらにコントラスト強調が効いたような画質で、描画も滑らか。
やや「 フィルタリング感 」があるけど、目で見て「 美しい 」と感じさせるのはコレが一番かも。



オマケ:「 NERO SHOW TIME 4 (ffdshow) 」による再生
NERO_Play.jpg
プレーヤーによって、意外に差異があったので追加確認。
これもコーデックとしては WMP 11 と同じ ffdshow なのですが・・・・非常に緩いというか粗い描画。
もはや MP4 ではなく、flv動画に見えました。


ちなみに、オーディオ再生にはもっと大きな差があり、「 DivX Plus Player 」では描画に比例したかようなエフェクト感があります。 一言でいうと、これだけラウドネスが掛かっている感じ。

ただ・・・そのエフェクト?が災いしているのか、Apple社が HD 動画デモとして配信していた.mov動画を「 DivX Plus Player 」で視聴したところ、傷んだオーディオテープを MAX ボリューム再生したような酷いヒスノイズ+プチプチノイズが乗って聞くに耐えませんでした。 無論、そんなことは他のプレーヤー・コーデックでは起こりません。
正直、 DivX 純正・専用プレーヤーではあっても、汎用メディア・プレーヤーとは言い難い気がします。

一方 NERO と WMP に大きな差はないが、 GOM だけはこれまた描画に比例したかような、平板な音感でした。
(ただしそれらは、プレーヤー設定や PC 上の「サウンド」系ソフト・ハードでもある程度対応可能)



H.264 形式に変換できる(という)「 DivX Plus Converter 」について

比較対象とした元動画は、上記と同じモノです。
この手の最新情報には疎く、あまり詳しくないのですが・・・コレって、コーデックとして優秀なんですかね?
DivX_Converter.jpg
ちなみにコンバートアプリとしての変換は十分速いですし、操作感も良好でした。


ただ、変換結果が・・・
Size_MP4.jpg
MPEG 4 AVC (オリジナル)のデータサイズです。


Size_DivX.jpg
DivX (ホームシアター版)データサイズ。


Size_DivXHD.jpg
DivX Plus HD ( Matroska;MKV 版)データサイズ。



で、その各画質。 無論、全て「 DivX Plus Player 」からのキャプチャー画像です。
File_MP4.jpg
MPEG 4 AVC (オリジナル)


File_DivX.jpg
DivX (ホームシアター版)


File_DivXHD.jpg
DivX Plus HD ( Matroska;MKV 版)

ここまで違うと、特に解説の要なく一目瞭然ですね。
DivX 変換してしまうと、 MPEG 4 AVC はサイズが 1.5倍に増え、画質は劣化します。

同社サイトには高品質なムービーを作成できるというような記述がみられましたが・・・どうやら名称通りの「 DivX コンバーター 」であって、相対的に高品質なムービーの編集・作成用途には向かない製品ということだけは理解できました。
まぁ多少冷静になれば、既に同種のエンコード(=圧縮)が行われたファイルを再変換するのは、データ劣化があってしかるべきなのかも。
だとしても、同社サイトの宣伝文句は多少誇大である気もしますが・・・

また、ある意味当然?な重複情報かもしれませんが、主機能の一つ「結合モード」を使って複数 MPEG 4 AVC ファイルを DivX ファイルに変換しても、単純な加算よりサイズ増大と全く同様の画質劣化が起こります。

ところで「 DivX Plus HD 」とされる存在は、正式には「 MKV File (.mkv) 」であるという認識で良いのでしょうか?
あとどこかで「 H.264 形式に変換できる 」というニュースソースを観たような気がしたのですが・・・正しくは「 H.264コーデックベースの派生形式へ変換 」する機能だったようです。

残念を通り越して、ソフトとしての存在意義にすら疑念を抱く結果でした・・・。



疑念ついでに、無料ダウンロード( Pro版も同等)に含まれるという製品群の
DivX_Comp.jpg

「 DivX Plus Web Player 」はブラウザで DivX / DivX Plus 形式動画を視聴するためのプラグイン
「 DivX Plus Codec Pack 」は Windows Media Player などで 同形式動画を視聴するためのコーデック

という理解だったのですが・・・インストール時にも、その後の操作にも詳細は全く現れず、少なくとも手順通りの操作では「そうならない」ことだけは確認。
設定環境での差異があるのかもしれませんが、「 メーカー製品 」としては疑問を抱く、実際には無効用な機能の羅列と感じてしまいました。


なんなんでしょ?理解度が低い分、デフォルト・見える範囲の設定に従ったつもりだったのですが・・・
ここまで酷いと、どこかで私が間違ってるような気すらしてしまい、 「 ? 」ばかり浮かぶ感想となりました。

3/20 追記
DivX plus Converter の試用に用いた元ファイルが変換にはやや不適切だったので、 Windows Media Video 9 シリーズでの HD ( 720p コンテンツ)で再検証しました。
DivX plus HD ( MKV ファイル)化で気になる画質劣化もなくおよそ 33 % ( 91.4 MB ⇒ 31.2 MB )までサイズダウン出来ることを確認。
スミマセン、本来こういう用途に使う製品でしょうね。 その面目躍如かと。

ごく一般的な用途としては、追加購入の DivX MPEG-2/DVD Plug-in を導入して DVD を DivX 化するなどが考えられるでしょうか?

ただ・・・この WMV ファイルって、わざわざネット上から探してきたんですよね。
個人的には、同様に小さいが画質をさほど損なわないこの種のファイル形式では、従来から全て 「 MP4 か MKV 」及び「他の変換ソフト」を活用し、内容にも満足していました。
やはり、出番はなさそうです。

追伸
プレーヤーで「 HD な.movファイル」を再生と記載していますが、あくまでも以前からある「 .mov 」ファイルであって「 .hdmov 」ではありません。
同 DivX プレーヤー・コンバーターでは、そもそも「 .hdmov 」は扱うことは出来ません。



DivX.com さん公開の DivX Plus
http://www.divx.com/ja/software/divx-plus

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