2010
04
17

火山灰により 欧州航空路が全面麻痺中!

Eyjafjalla_volcanosmoke.jpg
4月 15 日、エイヤフィヤトラヨークトル( Eyjafjalla )氷河の火山から立ち登る噴煙

現在、アイスランドの火山噴火に伴った火山灰が欧州全域を覆いつつあり、アルプスを隔てたイタリア・地中海方面では一部が飛んでいるものの、ポーランドなど東欧を含めた欧州全域での航空便が広範囲で麻痺中です。

欧州の航空運航状況を統括する欧州航空交通安全機関「ユーロコントロール( Eurocontrol )」によれば、 16 日は全欧州便の 6 割以上が飛べない状況で、上空の飛行禁止措置を打ち出す国は 12 か国と拡大中とのこと。


PM16thApr_ATFCM.jpg
16 日午後ユーロコントロール発表の運行影響状況。
直接参考にはなりませんが、影響地域を推察することができます。

ちなみに、民間有志ネットワークで作られるリアルタイムのオンライン航空便観察網「 Flightradar24 」(アクセス過多?今現在は表示困難です)や「 Casper 」を確認したところ、一部欠航などという生易しい状況ではなく、 15 日の夕刻以降は欧州のほぼ全域で航空機の姿を見かけることが出来ません。
GB_Flightradar24.jpg
「 Flightradar24 」による、 15 日(現地時間)の英国周辺の航空機情報。
影響の早かった英国内では、この時点で既に飛んでいる航空便は皆無となりました。

Euro_Flightradar24.jpg
15日(現地時間)正午頃までは欧州域での航空便が確認できますが・・・


Euro15th2010at1915.jpg
同 19 時半(現地時刻)になると、アルプス以北の全面域航空便が姿を消しています。
なお、上記画像で見られるように、北大西洋側航路も全滅の模様。

広範囲かつ高空(高度 1 万m以上)にまで拡散する火山灰は、航空機エンジンの突然停止や機体そのものの損傷の他、通信の阻害を起こす危険性があるようです。
(確認されているだけで、全エンジンの一斉停止や損傷等の事故が過去 20 年間に 80 件以上)

少なくとも週末に渡欧や帰国を予定されている方には、全面的な足止めが予想されます。

混乱規模は米 9・11 同時テロ以上とされ、株式市場では航空会社の株価が急落中。 火山は現在も噴火を続けており、事態の長期化と強い影響が懸念されているようです・・・。

続報:4/17 8:35
現地時間 4 月 17 日(土) 00 時 29 分(深夜)付ですが、 Flightradar24 さんの情報がやっと取得できたので追記します。
17thApr_at00.jpg
時刻が時刻ですが、やはり飛んでいるのはイタリアとトルコ、それと影響が少ないスペイン・ポルトガルなどの欧州南西部のようです。(受信カバー率の問題もありますが)

データとしては
" Showing: 19 aircrafts of 75 worldwide. (25 %) "
という状況でした。

一応リンクも掲載しておきますね。
http://www.flightradar24.com/?lat=49d49667452747044&lng=27d7734375&zoom=4

閲覧には Internet Explorer 非推奨、Google Chrome または Mozilla Firefox を推奨とのことです。
ちなみに、" Users online: Too many " 「人大杉」のようですので、アクセスまたは表示困難の際は時間をおいてアクセス願います。




ちなみに噴火が起きたのは、アイスランドの首都レイキャビク(Reykjavik)から東約 125 km の氷河内。
現地では 3 週間ほど前から、地震が続いていたようです。
なおアイスランドでの火山噴火は '04 年以来の 6 年ぶりですが、エイヤフィヤトラヨークトル氷河付近では 1823 年以来とのこと。
27thMarch_Eyjafjalla.jpg
同山の初期噴火は、去る 3 月 21 日に起こり(画像は 27 日夜間、AP 伝)

27thMarch_Tourists_watch.jpg
国内での一部影響被害をもたらしつつ、当初は観光化などもしていましたが・・・

Seconderupted_14thApr.jpg
4 月 15 日早朝の大規模な再噴火により、噴煙などが南下拡散。 影響が発生しています。


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5 いろいろな意味で考えさせられる・・・
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