2010
09
21

Windows 7 に IE9 (β版)を導入してみた

IE9_Beta_x64.jpg

先日から Internet Explorer (以下 IE )の新バージョン「 9 」のβ版が公開されてますね。
「ベータ版=製品化前の試用版」なので現段階で万人には推奨しませんが、メインブラウザに Firefox を使っている私にとって IE は「サブ」扱いのブラウザなので、気兼ねなく試用してみました。
でもまぁ単純なネット閲覧ぐらいなら、もう十分常用可能な完成度でしたよ。

ちなみに IE9 は Windows Vista / 7 のみ対応でして、 Windows XPでは動作しません。
日本語版 IE9-beta のダウンロードはこちらから
IE9beta_Jp.jpg
インストール・アンインストール方法などへのリンク明示(青太文字)は好ましいですね。

http://windows.microsoft.com/ja-JP/internet-explorer/download/ie-9/worldwide


各国言語版⇒ 導入する各自の Windows のバージョンによって選択。
( Vista では 32bit 版のみかな? 画像右は DL した Win7 x64 版の実行ファイル)
IE9beta_JPDL.jpg


なお同実行ファイルは導入のための部分ファイルですので、インストール完遂にはその間のネット接続も必須。
IE9beta_Install.jpg
具体的なアップデート項目等は不明ですが、完了までには結構な時間も掛かってました。

ちなみに「 64bit 用」とはいえ、Web 互換性から x64系 Windows 標準と同様の x86 / x64 両バージョンがインストールされます。
IE9 Beta( Ver 9.0.7930.16406 ) ユーザーエージェント
Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)
Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; Win64; x64; Trident/5.0)



起動直後の設定画面
IE9_Opening.jpg
IE7 以降からの「詳細だが面倒な各種設定」かと身構えましたが、どうやら一部は前バージョン設定から引き継がれるようでして、確認はこの画面のみ。


初回の起動画面では、「ホーム」の MSN トップページと IE9 beta の機能紹介ページが開きます。
私の IE8 設定では「ホーム画面=空白( about:blank )」だったのですが、そこは書き換えられたようです。
IE9_FirstPrev.jpg
IE9 では各種ダイアログの小窓( Notification Bar =画面赤枠 )が、画面中央の一番下へ「とても控え目に」開くのですが・・・
閲覧を邪魔しない配慮? この画面のように閲覧ページが白バック+テキストだと、表示がとても判り辛い。
動作を「気付かせる」為のウィンドウなのに、どうにも本末転倒な表示に見えます。

ところで・・・速度を邪魔する機能は排除する?
最初の起動からワンクリックで「アドオンを無効にする」という、凄まじい徹底ぶり。


速度への執念?「 アドオンパフォーマンスアドバイザー 」
IE9_addon_stop.jpg

上記とも関連する IE9 の設定ですが、 ブラウザセッションを低速化さるアドオンをユーザー通知して「無効化を促す」という、なんともスゴイ設定画面です。
デフォルトの通知設定がなんと「 0.2 秒(以上の遅延は通知)」という、執念にも似た「高速さ」に拘る姿勢にビックリ。
Firefox に対抗した IE7 / 8 世代の多機能化ぶりからは、真逆の方向性への強引な修正ですねぇ。

UI の「極端なサッパリフェイス(への変貌)」からも見とれましたが、 Google Chrome Apple Safari に含まれる当代流行のキーワード「シンプルなインターフェース」「セッション動作の速さ」への、尋常ならざる対応を感じた次第です。



最新版だねぇ!と感じた設定項目
IE9_GPU.jpg

GPU による描画がデフォルトです
Vista 登場期には「無用なシステム要件」として不評だった「高度なグラフィック性能」も、今や「必須要件」という時代になり、ブラウザ活用することに。
(っていうか、「フツーのパソコン利用」においてこそ CPU より GPU 性能かも)


IE9_Sec.jpg

TSL1.2 への対応
「これから」のブラウザなので、ある意味当然ですが、既に TSL1.2 利用へのチェックボックスが存在し、 SSL2.0 はデフォルトで適用外でした。



流行りならパクれ!な、仁義なきブラウザ戦争?
IE9_autocomplete.jpg

基本 UI は Google Chrome 風のシンプルデザイン方向へ変遷し、アドレスバーはサーチボックス(検索窓)と共用化されて「 One Box 」という新名称を与えらえています。
ただ実際には以前から同様機能はあるので、 Chrome での省略インターフェースを「流行として」踏襲した形ですね。

でも・・・「 One Box 」のような統合窓では、オートコンプリート・サジェスト機能が初期設定のままだと「 URL 文字列や記述への補完がむやみに表示されて」意外と使い辛いですよ。

画像での例:「 Microsoft 」と入力し始めると、意図しない URL へと補完されつつ、履歴やブックマーク候補も次々挙がる。
もちろん任意に選択出来ますが、純粋に文字列のみを検索したいユーザーにとっては、逆に困惑の元かも。


何気なく「新規タブ」を開くと・・・
IE9_NewTab.jpg

おぉ「スピードダイヤル( Opera 9.20 )」だね! という画面が登場。
元祖は Opera の機能ですが、 Safari 4 の「トップサイト( Top Sites )」という呼称がイマドキかな?


ツールバーの「 F12 開発者ツール(L)」って何だっけ?と思ったら・・・
IE9_Webtool.jpg
Firefox におけるアドオンの「 Fire bug 」ですね。
ただしこれも IE8 から実装されてた機能でして、名称の英数字は同ホットキーの名残でした。


随所に流行トレンドが採り入れてあり、妙な関心を覚えました。
でも後発組が独自アピールポイントを持つのに対し、トップシェアブランドが常にその後追いをするのは、いかがなものなのでしょう?
IE7 以降に感じる新機能は、全て「いつかどこかで見た機能」ばかり。
その上、 7/8 ⇔ 9 世代では宗旨替えにも等しい真逆の方向性があり、これまでのユーザーが困惑しないのか?ちょっと疑問も覚えました。


とまぁ、初期稼働での雑感は以上です。
ただし Windows 7 でのタスクバー&ジャンプリストとの融合を目指す「ピンサイト機能」なども新機軸の一つですが、個人的に同タスクバーの新機能は使い辛く、排除してるので不明だったりしてます。


他に HTML5 への標準対応が最新・最大の美点とは思いますが、現時点ではデモサイトなどで確認できる程度。
そちらは他ブラウザとの比較表や、表示比較テストも可能な以下サイトでどうぞ。

IE9 TestDrive
http://ie.microsoft.com/testdrive/


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