2012
01
15

SSD って効果ある?

THNSNC256GBSJ.jpg

タイの洪水影響以来、 HDD が以前より倍近い価格で高止まりですねぇ。
容量は大きく異なるものの、システムドライブの価格としては、相対的に SSD が浮上してる気がします。
えぇ、 PC 自作ユーザーとして、私もその一人。
という訳で、実行レポートをば。
○結論
だらだら読みたくない人向けに、まず結論を。

SSD でのパソコン動作感は、「そこそこ」軽快で快適です。
ただし、「過度に期待しないように」とも言い切れます。
一言で言うなら、「劇的には変わりません」よと。

巷に流布する「 SSD にすると爆速」ってのは実際を知らない人達の願望か、旧環境がよほど遅い人達の感想でしょう。
OS が Windows7 64bit な環境なら、せいぜい「一世代スキップ更新した PC 」程度の向上感ですかね?
あらゆる点で HDD 機からの向上感は、個々動作に 2 秒前後速くなる程度です。
「より最新、より高性能を求める」方には大いにお勧めしますが、もしも PC を「道具としてコスパを重視する」なら、 SSD は全くお勧め出来ません。

嘘だと思うなら、今や激安なメモリーをドカンと増設し、 RAMdisk 上で「重い」と感じているアプリを利用してみて下さい。
単純なリード / ライト速度は現行最速な SSD の 少なくとも数倍ですよね? でも現実の動作感は HDD 上から読み込む場合と比べ、どれぐらい速くなりました?
この点から類推するなら、 Read 500MB/s オーバーの SSD かどうか?なんてのも、体感性能としては意味が無いかもしれませんねぇ。

ただそれでも、「快適なので HDD には戻りたくない」という実感はあります。
冷静に客観判断するならば、個人的には上記の結論になるってとこです。


○実施環境とか
大雑把に Intel Z68(SATA3.0) / Core i5-2500T(ES) / RAM 8GB + THNSNC256GBSJ (東芝 HG2 系)に、 Windows 7 64bit です。
比較としたサブ機は、H61(SATA2.0) / Pentium G840 / RAM 8GB + WD5000AAKS 、OS は同上。

WD5000AAKS_Sys.jpg
移行前のシステム HDD

HG2_SSD_Sys.jpg
移行直後の SSD システムディスク
共に Windows や各種アプリ入りの常用環境です。

共に、よくある SandyBridge 環境ですね。
ちなみに SSD 機 CPU は i5 省電系の T コアですが、 ES 版なので TB 倍率 x41 ( =4.1GHz ) 動作可。
処理性能的には定格~軽度 OC の i5-2500K あたりと変わりません。

もちろん Intel ME 及び RST は現時点最新を導入済み。

HG2SSD_Def.jpg
取り敢えず、 SSD の速度維持に効果があるという「空き領域デフラグ」してみましたが・・・
まぁ、導入直後なので変化なしですね。

HG2SSD_MachDrv.jpg
ふと、マッハドライブを持っていたことを思い出し、導入してみました。

私には技術的なことは判りませんが、ネット評によれば一種のシステムドライブ用 RamDisk (キャッシュドライブ)らしいですね。
データとしては素晴らしい内容ですが・・・もちろん(?)数値分の速度向上は体感出来ません。
あくまで「書き込み量低減」の " おまじない " として導入です。
でもまぁ、少なくとも動作上の不具合は全くないので、常用することにしてます。

ところで OS が Windows7か? はたまた 32bit か? 64bit か?は「動作感」にかなり影響します。
Windows7 の SuperFetch はこの点で非常に有効に作用し、HDD ⇔ SSD での稼働速度を感じさせない「錯覚」をもたらしてるんです。
当然、旧々世代の XP 環境では大きな差を感じるでしょうし、限られたメモリーリソースしか利用出来ない 32bit 環境もまた、少なからず影響があると思われます。


○体感出来る長所は?
好意的に書けば、あらゆる動作で「サクサク感」はあります。 僅か数秒の違いですが、起動直後にデスクトップ操作が可能になるのは嬉しいポイントかも。
ただ、 SSD 機を操作していて「あまり速い気はしないなぁ」と思った直後に HDD 機を動かしたら「殆ど変わんねぇ!」と驚いたほど。
スペックとして 2 ランク下+二世代も旧い HDD 環境比較でもそう感じた程なので、同一環境で HDD ⇒ SSD だと・・・。
でもまぁ、リポートなので特筆しましょう。

「リード / ライトで大データを扱うアプリ」では、起動ではなく完了が結構速くなった気がします。
汎用する範囲で具体的には、やっぱり「エンコード系」でしょうか。
逆に言うと、初期に流行した SSD 向けの設定:「容量を節約する」「書き込み量を低減させる」などとして作業領域を HDD に移してたりすると、 SSD のメリットは激減する気がします。

あとは設置場所や稼働温度、或いは駆動ノイズに悩まされることが無い、って点でしょう。
性質・能力としてはデスクトップ PC なんかよりノート PC 、或いは PS3 なんかに向くでしょうね。

ちなみにネット評では例によって「フォトショ」あたりが挙がってますが、アレ系は RAM 量と描画能力の方が影響度が高い気がします。
っていうか、殆ど差を感じません。


○短所はある?
まだ稼働一ヶ月程度なので多くを語れませんが、動作や信頼感では全くありません。
寿命面での不安は多少ありますが、たぶんその前に機材を更新するだろうなぁとも思ってます。

やはり、最大の短所は「価格が高い」に尽きますね。
ここ最近の特売価格は「 1GB あたり 100 円」前後でしたから、今年前半期の平均相場はそのあたりになるのでしょう。
確かに、高速な USB メモリー等のシリコン・ストレージ市価も同程度ですから、そういう意味での割高感はありません。

でも・・・価格競争とは言え、高騰前の HDD 一般相場は「 1GB あたり 2 ~ 3 円」程度。
そして、実質の性能向上感はせいぜい 1.5 倍で、相場比での容量は 10% 以下。
現行のパソコン構成上として、「高額で趣味性の高いパーツ」といって差し支えないと思います。


ただ、後悔はあるか?と聞かれれば、全くありませんよ。
むしろ満足してます、ハイ。

何故なら、実用上 PC パーツに性能向上を体感出来る構成変更など、もう殆ど有りませんからねぇ。


Intel 製 SSD には純正で移行ツール(要 DL )が用意されますので、戸惑いが少ないかと。


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