2012
01
25

Logicool S-220 を買ってみた

logicool_S220.jpg

税・送料込みで \1,300 以内という、ビックリ価格の 2.1ch アクティブスピーカー
Logicool S-220 を買ってみました。
(アマゾンにおいて、年末・年始の一時期のみ。 現在は 2.2k 円に値上がりしてます。)

せっかくなので、お遊びに一部分解を含めたレポートをお届けしてみます。
Logitec_S220.jpg
Logitec (海外でのブランド名)版の外観ですが、コレがパッケージ内容に一番近いです。

○スペックとデザイン
まずは公式スペックから

・サイズ( W x D x H mm )
サテライトスピーカー: 68 x 63 x 158
サブウーファー: 90 x 260 x 186
本体重量 2.4 kg

・出力
最大 34W / 定格 17W (サテライト 4W x 2 、サブウーファー 9W )

・インターフェイス
入出力: 3.5mm ステレオミニジャック x 2

・その他
ユーザーマニュアル、保証書

○配線類と操作系
実測と操作感想など

サテライト x 2 は SW Box 背面の 3.5mm ミニジャックに接続。
同 SW Box は電源内蔵にて、 AC ケーブルもここから伸びています。
・サテライト SP コード長:約 1.8m
・ AC ケーブル長:約 1m

円盤状のコントロール部は、ロゴ入りの艶あり部分を水平回転させることでボリュームを操作。
S220_ctl.jpg

一見スマートだけど・・・回転範囲の大きさもあって、ちょっと操作しづらいかな?

側面には入出力端子と Power LED 、それと主電源スイッチを備えています。
・コントロールユニットサイズ:約 W 50 x D 25 mm
・入出力ケーブル長: 1.6m

留意点としては、サイドの入出力端子は接続機器からの単純な延長に過ぎず、出力をヘッドホンに用いればスピーカーとは排他利用になること。
また、ボリュームはスピーカーアンプに対するものですので、ヘッドホンの音量調節は出来ません。

手元操作や設置の汎用性のために致し方ない、とは思いますが・・・ちょっとケーブルだらけ。
それと唯一の電源スイッチですが、多回数の操作は少々心許なく思えるディップスイッチでした。


○使用部材のスペック
誰も求めてないとは思いますが、ちょっとバラしてパーツ類を確認してみましたよ。
あ、でも回路等については全くの素人です。

・サブウーファーボックス
4 mm 前後厚の集成材により構成され、スピーカーの取付部は二重厚となっていました。
外装は黒の梨地ペーパーで全面コートされており、バスレフダクトは全長約 100mm 。
なお、ボックス内部には仕切り板や吸音材は存在しません。
S220_Bass_unit_inner.jpg
ボックス内部を後方から マグネットにはカバーもキャンセルマグネットもなし 下に見えるパイプがバスレフダクト

スピーカーユニットは紙コーンの 10cm 型ですが、防磁型ではないですね。
S220_10cmBass.jpg


・サテライトスピーカー
S220_2chSP.jpg

目に付く部分は流行の「ピアノブラック」仕上げに雰囲気の良いメッシュなので、そこそこ高級感があります。
内部構造では 4 cm径の防磁型ユニットを使った、よく在る PC 用 2ch フルレンジスピーカーですね。
ただ、組み付け精度等は良く、ビビり等の問題がない、良質な部類でしょう。

S220_SP.jpg
知らないだけかもしれませんが、スピーカー自体は値段の割にヨサゲな感じ。


・主電源ユニット
S220_Trance_AC.jpg
AC 100v ⇒ AC 12v なトランスがボックス底面に鎮座。

ユニットに貼付の品番などから、広東省 東莞市の Yingju エレクトロニクス株式会社 という、主に OEM 電源などの専門サプライヤー製品のようです。
同社「主要取引先」名の 3 番目に Logicool が挙がっていましたから、もしかしてロジクール製品には 100% 供給かな?
表記スペックは 100vAC (50-60Hz) ⇒ 12.0vAC 1.6A ですね。


・回路基板と部材
S220_boad_sideV.jpg
AC/DC 、サテライトトアンプ、 LPF などの回路をひとまとめにした基板をボックス下方向から見た画像

基板の片側(ボックス上側)には整流ダイオード回路と、同平滑用の 3300μF コンデンサが配置。
S220_D6282.jpg

中央にサテライト用アンプ CHMC の D6282 x2 がヒートシンクを背負ってます。
S220_AMP.jpg
見なきゃ知らないで済んだことだけど・・・

ヒートシンクに放熱板が全く当たってない(というか、組み付けネジが途中までしか締まってない)のに、しっかりネジロックは塗布されてますねぇ。
ヒートグリスも何となくハジに塗ってるだけだし・・・流石のチャイナクオリティ!


なおデータシートによれば、アンプ単体スペックは 12v / 4.6w でインピーダンス 4Ω の模様でした。


S220_LPF_UTC4558.jpg
ヒートシンクの反対側にはウーファー用の LPF 回路があり、オペアンプに UTC 4558
可変抵抗の B10K (=ボックス背面の BASS コントロールつまみ)となっていました。
なお、 BASS 側に BR 9013 、サテライト側に BR 9012 トランジスタを各一個も確認。

そのシンプルさゆえ、興味のある人にとっては初歩の教材・改造ベースという
「間違った使い方」も出来る気がしましたよ。

あぁ、そうそう。
PC 世界では気にする人が多いコンデンサは、全て 105℃ 品でしたね。


○質感や音質など
・外観
ピアノブラックや梨地仕上げ、そして " Logicool " ブランド名など、全体に値段以上の高級感。
一部の DELL PC に標準(オプション?)みたいですが、確かに黒系ボディの PC や液晶テレビにも釣り合いそう。

・音質
価格帯からすると十分なレベルで、恐らく 3k ~ 5K 円の似たようなスピーカーとも張り合うでしょう。
この手の廉価スピーカーはサテライトが絶望的にダメなケースが多いのですが、コイツは個体としての音質はともかく、バランスとしてはまぁまぁ。

ただ・・・サブウーファーが「イマドキな低音感」を狙ったものなのか?ムダにボソボソと五月蝿く、サテライトとの連携音に違和感があります。
ラップ系などの音楽を聴く分には気にならないでしょうが、映画等の鑑賞には向かないでしょう。

同ユニットを確認すると、コーンが薄い上にダンパーが非常に柔らかい。
低出力でも低音が出ること狙った設計なのだとは思いますが、締まりのない低音はコレが原因かと。
交換を厭わないなら、フルレンジ用とかの、もう少し「カタイ」ユニットをチョイスすれば良いかも?


S-220 は値上がりしちゃってますが、他にも二千円未満な 2.1ch スピーカーはありました。

クリエイティブ 2.1ch アクティブスピーカー SP-SBS-A120
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使ってませんが、同価格なら個人的にはコッチの方がヨサゲ(サテライトが良さそう)に見えます。

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