2012
04
03

オーディオ・スピーカーのテストトーンなど

AudioCheck.jpg

最近、自作の PC (卓上)オーディオにハマってるんですが、一応は客観的な音響テストもしたい。
それらを Web 検索すると、若干数は見つかるものの、日本語でまとめたサイトって特にないご様子。

という訳で、自分用のメモも兼ね、ざっと記してみます。

まず PC でなら、即時チェック出来る Youtube 動画がやっぱり便利。

オーディオテストトーン


左右チャンネル及び、正逆相といった接続上の初歩的な確認が可能。
単純なケーブル接続ミスに加え、オペアンプを使ったアンプの出力も確認出来るでしょう。
(一部のサラウンド系エフェクトでは、わざと左右チャンネルを混出力してます)

聴覚上では鈍感となる数十 Hz な低音域の再生確認は必須作業です。
「低音域・ Bass テスト」なる音源は多数ありますが、現実にはこのぐらいの帯域がマストでしょう。
Bass Test 25 - 65 Hz



ちなみに、 40Hz 未満が鳴らなくても「いい音」に聞こえるアンプ・スピーカーは多数ありますが、逆に言うとそれは「聴こえていないことを知らない」だけで、「正しい再生が出来ている」とは言い難い状況にあります。

必須の低音域が出ているかどうかは、偶然にもこの動画が良いサンプルになるかも?
千本桜 bass cover (ベース)


もしベース音がバックのメロディより小さく聴こえるとしたら、明らかに低音域の再生能力が足りません。
年齢差ではなく、人間の聴覚として低音は中高音より聴こえ辛いので、たぶん同等に聴こえるぐらいが音楽再生でギリギリ正調なレベルかと。

前記のように、このぐらいの帯域音は「音楽再生」において違和感を感じることさえありませんが、映画などの再生では男声セリフにすら影響し、明らかに臨場感に欠けることになります。
(これも単一オーディオ下では「聴こえていないことを知らない」だけなので、それと認識することはありませんが)

その映画再生ですが、ちょうど良いのががありました。
映画「ハート・ロッカー」の戦闘シーンですが、破裂音や銃撃音といった低音域が大きく影響する音の他、前後左右遠近に響く音響は、オーディオの定位感もチェック出来ると思います。

The Hurt Locker - Sniper Scene [HD]



音楽系の映画では、こっちとか。ダンス映画「 STEP UP 2 」での 1 シーン。
Step Up 2 - Final Dance

観るべきは素晴らしいダンスなんですが、ダンスミュージックゆえに重低音を強調した BGM が掛かります。
これを安物 2.1ch スピーカーで試したら、酷く緩い低音を再生するため、本来の音響に聴こえないことを確認。
一言でサブウーファーと言っても、その再生音には個々に大きな差があるんです。
それら低音域の、再生比較チェックとして使えるかも?

なお、音楽系で低音というと最近流行のモノにように感じるかもしれませんが、クラシック・ジャズ系にこそ必須。
もし 35Hz ~ 45Hz の再生能力がないと、この手は本来とは全くもって違う、薄っぺらな音響になります。

コントラバスによる四重奏(奏者:オクトバス 4 または The Bass Gang )
black cat white cat - bassgang... the best of the double bass


ヨーヨー・マによる 「バッハ無伴奏チェロ組曲より前奏曲」 ( for the people of Japan )
Prelude to J.S. Bach's First Suite for Unaccompanied Cello



やたら「低音」に対する評価軸ばかりですが、スピーカーにとって「中高音」再生は最も得意とする分野。
たとえユニット個々の特性違いはあっても、基礎能力としては、それほど懸案すべき内容じゃないんです。
ついでに指摘すると、低音域の再生において基礎的に重要なのは、むしろアンプ側だったりします。


Youtube 動画再生だけでは片手落ちですから、割りと詳細チェックが出来るサイトも紹介します。

Sound Tests and Audio Test Tones
http://www.audiocheck.net/soundtestsaudiotesttones_index.php
AudioTestTone.jpg

全英語表記ですが、単純なものばかりですので、まぁ項目は読めるでしょう。
ざっと紹介すれば
" Audio Tests " :各周波数の音+可聴領域のテストトーン
" Online Tone Generators " :それらテストトーンの作成+ダウンロード

面白いのは " Blind Listening Tests " にある聴覚テストかな?
Blind_Listening_Tests.jpg

トーンテストでオーディオのチェックが出来るとすれば、こっちでは主に聴く人側のテストが出来ます。


なお、 PC 上で各種テストトーンを作成したい場合のソフトウェアはコチラ。
Audio test tone into wav (Wav Test Tone Generator)
http://sourceforge.net/projects/wavb/

近年の更新はなく、正式には XP までの対応となってますが、 Windows 7 64bit での動作も確認しています。
なお同ファイルは SourceForge.JP で「ソフトウェアを探す > wavb 」に存在し、リンクも表示されますが、何故かダウンロード出来ませんでした。

英語表記ですが使用法は簡単で、ダウンロードしたファイル( .exe )そのものを起動し、任意設定して Wave ファイルを作成するだけ。
初期設定では、本体ファイルの有るディレクトリに Wave ファイルが作成されます。

wavb.jpg
画像では " Sweep Function " をドラッグ+変更し、周波数を 28Hz ~ 150Hz としたファイルを作成しようとしています。


Web 検索したところ、似たようなソフトウェアがありました。
私は使ってませんが、一応こちらも紹介しておきます。

EsserAudio.com さんの "Test Tone Generator"
http://esseraudiosolutions.com/en/test-tone-generator-windows-software-generate-test-signal-sine-pink-noise-crest-factor.html


ところで、聴覚ってやつは味覚同様に「人それぞれ」な領域でもあります。
スペックや論理だけに拘らず定番を見つけ、その味付けを模索するのが愉しむコツかと。


Fostex の最新にして、とても買いやすい価格帯のアクティブ・スピーカー。
上位の定番モニター、 PM0.4n のちょうど半額ですね。
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