2013
05
29

ubuntu 13.04 環境に nVIDIA を導入してみる

nVIDIA313_30_Xsettings.jpg

ubuntu に限らず、最新 Linux 環境では、 nVIDIA ドライバ導入や動作が著しく改善とか。
そこで、実際に GPU カードを追加して試してみました。

旧環境 Intel HD2000 IGP に対し、 Geforce GT520 の追加導入です。
Windows なら、マルチ画面構築とか以外に「意味有るの?」と嘲笑される変更ですが・・・
コレがまた Linux でのマルチメディア実行において、お手軽かつ効果大。
というか、現行 Linux の PC 動作には、もう必須 GPU 要件っぽい気すらしました。

まぁなんとなく、旧世代 PC 環境へのグラフィック強化の参考になれば幸いです。


2013 年 9 月追記
別エントリーに更新内容を記載ですので、最新版としては以下を参照下さい。

「 ubuntu 13.04 に Kernel 3.10.10 と nVIDIA 325-15 導入」
この記事内容で導入のドライバ・カーネルは、現時点では少し旧い内容になります。



○導入前に : 不具合発生は「ドライバのせい」ばかりじゃない
Windows や Mac から Linux 移行したユーザの場合
「ドライバ追加で問題が起こる」⇒「ドライバの行儀が悪い」と考えがちかも?

まぁ私も、最近この辺がようやく判ってきた初心者なんですが、実際には
「カーネルとドライバの整合性に問題がある」
場合が多数の模様。
枯れたカーネルの LTS を「安定版(実はそうとは限らない)」と捉えるのはこの点から。

そこで、まずこの点をドライバ導入前に考慮します。
(※既に理解があり、かつカーネル更新したくない場合は「 nVIDIA ドライバの導入」へ)
追記:ドライバ導入に際し、必須作業ではありません

ubuntu 13.04 からはカーネル 3.8 系なんですが・・・

参考:マイナビ ニュース 「 Linux 3.8 は長期サポートにならず」
http://news.mynavi.jp/news/2013/03/04/018/

恐らくは間もなく更新なので、 ubuntu 開発における対応カーネルをざっと確認。
Index of /~kernel-ppa/mainline
http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/

どうやら 〜 13.04 では kernel 3.9 系で進み、 13.10 〜は同 3.10 系っぽい。
追記:しばらく経っても 3.8 系での更新推移で、誤認のようなので訂正します。
ただまぁ、 3.9 系で不具合もなく、カーネルの段階更新ごとにディスク消費しない美点はあるかも。

ubuntu 13.04 では、 kernel 3.9 で環境を整えた方が中期的に良い気がします。

※なお独自にカスタマイズ環境を構築している場合は、カーネル更新によって他のドライバやアプリ動作に問題が発生するかも知れません。
ただしそれは、公式の更新があれば「いずれは直面する」問題かも?


○ kernel 3.9 の導入
以下を端末で操作導入します。
カーネルには 32bit / 64bit の種別があるので、各自環境に応じた導入を。

☆ 32 bit 用カーネル
code:
wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v3.9-raring/linux-headers-3.9.0-030900-generic_3.9.0-030900.201304291257_i386.deb

code:
wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v3.9-raring/linux-headers-3.9.0-030900_3.9.0-030900.201304291257_all.deb

code:
wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v3.9-raring/linux-image-3.9.0-030900-generic_3.9.0-030900.201304291257_i386.deb

☆ 64 bit 用カーネル
code:
wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v3.9-raring/linux-headers-3.9.0-030900-generic_3.9.0-030900.201304291257_amd64.deb

code:
wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v3.9-raring/linux-headers-3.9.0-030900_3.9.0-030900.201304291257_all.deb

code:
wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v3.9-raring/linux-image-3.9.0-030900-generic_3.9.0-030900.201304291257_amd64.deb

★ 32 bit / 64 bit 共通インストール操作
code:
sudo dpkg -i *.deb

code:
sudo update-grub


○ nVIDIA ドライバの導入
これはもう、標準機能 「追加のドライバー」 からで構いません。
addDriver_raring.jpg

ただ試用比較したところ、最新に見える nvidia-319 = OSS 版は、 nvidia-304 (プロプライエタリ / current )にすら何故か明確にパフォーマンスが劣りました。
nVIDIA 公式最新版の導入は少し面倒なので、個人的にはプロプライエタリ
nvidia-304-update & nvidia-173 ( VDPAU ライブラリ=ドライバ同時導入のはず)
Xsettings_30488.jpg
または
nvidia-313-update を推奨しときます。

なお、バージョン違いの導入後にドライバ刷新できない(導入済み競合エラー)際は
Synaptic_nvidia.jpg
Synaptic パッケージマネージャにて「 nvidia 」と検索導入すると良いでしょう。
ここでは NVIDIA X Server Settings も、同時入手されると思いました。

なくても自動制御なのか?要設定なのか?良く判りませんが、パフォーマンス設定もあり。
PowerMizer_setting.jpg


○実働パフォーマンス
最初に Intel HD2000 環境への追加と書きましたが、手持ち CPU は ES ( Engineering Sample )品でして、コレがなんとまぁ Linux では IGP 認識しないんですよね。
no_recongDrv_ubuntu.jpg

市販のない特殊チップとはいえ、 Windows なら(たぶん Mac でも)有り得ない挙動。
天に唾すれば「 PC Linux, F_ck you! 」なんですが・・・まぁ、それはさておき。
取り敢えず自己解決し、ほぼ Windows 同等のパフォーマンスを得ていました。

VM のグラフィック認識が倍増
Intel HD2000 の場合
Win8_Vbox.jpg
(ただしこれは、ホスト側のシステムグラフィックが正常に認識されていないせいかも?)

Geforce GT520 の場合
perfom_VM_win8.jpg

また、 va-api ⇔ SMplayer では flv 動画の再生に音ズレが生じていましたが、 GT520 下の vdpau 支援ではその点が解消し、 CPU 負荷もほぼ半減。

Intel HD2000 で Windows 同等のマルチメディア操作⇔負荷率を得るには、効率の良いドライバ導入に加え、一部の画面効果を切って辛うじて、といった感じでした。
ここに掛かった習熟時間を考えれば、三千円代の投資で即改善されるなら全然安いモンです。


○オマケ: AMD HD6450 か nVIDIA GT520 ( GT610 )か
Windows 移行・併用組の方なら、僅差ながら「 GT520 より HD6450 の方が優れる」という認識を持つ方が多いかも?
この点に一つ誤解があるとすれば、 Windows 界でのメディア評には実際には殆ど入手困難な高性能版 HD6450 と標準版 GT520 が比較される場合が多く、最初から出来レースの感があるんですよね。

それと実は、アップグレード前の 12.10 環境において、借り物で HD6450 を試してます・・・
ですが正直 AMD ファンの方に申し訳なく、同内容についての記載は見送りました。
付け加えるとするなら、 AMD 環境では OSS ドライバ動作のみを強く推奨します。

なお、同レンジ最新となる nVIDIA GT610 は GT520 のリネーム版に過ぎません。
Linux 環境で廉価にグラフィック強化を図る場合は、入手出来る内に GT520 を!






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