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2013
12
29

Fedora 20 試用記 その 3 「 GNOME 拡張と Cinnamon 2.0 」

Fedora20_x86_64_desktop.jpg

Fedora 20 試用記の続編。
今回は GNOME 拡張 と Cinnamon 2.0 導入について、触れてみます。

内容については、一応全てを実インストール、実動作させて確認。
ただ、私がそうなので所感を含め Fedora 20 ( GNOME 3.10 )入門向きでしょうね。
それと Fedora 20 関係は日々更新中なので、今後は相違があるかも。

なお、以下略称: fcxx = Fedora xx です。
GNOME 拡張 ( GNOME shell Extension )について

まず、元々 GNOME 3 系の機能ですが、同「 3.10 には、対応版が必須」なので注意。
GNOMEshellEx_not_fc20.jpg
非 GNOME 環境、または非対応ブラウザでの GNOME shell Extension 表示。

GNOMEshellEx_fc20.jpg
この点は、専用拡張を持つ「 fc20 の Firefox 」でのみ、正表示される仕組みです。

ただし、同表示であっても「実際には動かない」拡張も複数存在します。
なお必須ではありませんが、拡張の設定・追加には、 Tweak Tool が分り易いでしょう。

User Themes
コレ、唯一標準で入っている拡張ですが、初期は無効になってます。
内容としては、 GNOME shell のテーマ変更を有効にする拡張のようです。

以下、試用してみた拡張を幾つか紹介。
なお個人的な検証の関係上、機能や表示形式がダブってますよ。

○メニュー / App Dock 系の拡張(主にパネル左側の表示)
全体に MATE 風の旧環境や、他ディストロ機能の再現が多いかな。

Applications Menu
GNOME_Ex_ApplicationsMenu.jpg
「アクティビティ」のある位置に、 Cinnamon 風の App メニューを提供する拡張。
ちなみに下の Activities configurator 併用で、ボタンの隣接配置も可能。

1/6 加筆
Gno-Menu
GNOME_Ex_Gno_Menu.jpg
最近 3.10 系に対応・追加の類似形式だけど、こっちの方が多機能で見やすいかも?

Activities Configurator
GNOME_Ex_ActivitiesConfigurator.jpg
「アクティビティ」ボタンの表示を、細かくカスタマイズする拡張。
確かに外観をイジるのには良いが、機能面の拡張は一切ないのでそのつもりで。

Dash to Dock

「お気に入り( Dash )」を、幾つか機能追加してデスクトップ左側面に展開する拡張。
Ubuntu のそれに似ていますが、最大の差異は「ドライブの接続管理」が無いこと。

TaskBar
大雑把にはパネル左に「 Dash to Dock 」を収め、設定類を多様化した感じ。

Frippery Panel Favorites
上の簡略版(パネルに「お気に入り」を表示するだけ)といった内容。

ClickSaver
パネル中央または左に、「ブラウザ・メール・端末」のショートカットを入れるだけのシンプル拡張。


○パネル右側への拡張
こちらもパネルトレイ(右)側の機能や表示を、 旧世代風にする拡張が主です。
TopIcons
GNOME_Ex_right_panel.jpg
従来型( Gnome 3.8 系以前)のトレイアイコンを表示する拡張。
ただし実際には、特定のアプリしか表示にならないようです。

Removable Drive Menu
GNOME_Ex_RemovableDriveMenu.jpg
マウント済ドライブの「開く・アンマウント」管理メニューを表示する拡張。

Recent Items
GNOME_Ex_RecentTiems.jpg
「最近開いたファイル」の確認・削除メニューを提供する拡張。

Enable Log Out Button on Gnome
GNOME メニューに「ログアウト」を追加する拡張。
コマンドなどで追加するものと同一ですから、それで良ければ不要。


○「メッセージトレイ(或いは同位置)」への表示拡張
概略はパネル拡張と同様だが、上下に分けることで見易さ等の利点があるかと。
でも移動は出来ないので、 Mac スタイルの下 Dock 配置だと、かなりイマイチ。

SystemMonitor
GNOME_Ex_MessageTray.jpg
メッセージトレイ左端に、「システムモニター」を表示する拡張。
ただし、メッセージトレイそのものは通常格納なので、常時確認が出来ない・・・

Window list (画像は上参照)
トレイではなく(ただしトレイも常時半起動)下位置に、稼働アプリ通知をする拡張。
常に一定領域を確保し、また下位置固定なので Dock 等と表示が被るのが難点。


○ 機能しない・イマイチと思われた拡張
以下も全て対応表示でしたが、ダメ( or イマイチ)だった拡張群。
んまぁ、せっかく試したので「地雷」報告として。
AppIndicator Support
Psensor などのインジケータ表示拡張らしいが、 fc20 では機能しない?

Quit From Dash
Dash to Dock に?コンテキストメニューを追加表示する拡張。
良く解らないが Dash to Dock なら、同機能は標準にあった。

QuickLaunch
パネルにプルダウンの簡易メニューを表示するらしいが、 fc20 では機能しない。

Launch new instance
「常に新しいウィンドウで開く」拡張と思って入れたが、機能を確認できない。

Message tray on bottom right corner
メッセージトレイ右端に、稼働アイコンとインジケータを表示させる?拡張っぽい。
取り敢えず、入れてもそんな表示は見当たらない。

WindowOverlay Icons
アクティビティ上で、稼働中のアプリにミニアイコンを表示する拡張。
当初本気で意味(実行内容)不明だったが、それと判って瞬時に削除した。
アクティビティ>オーバービューを重用するなら、有用なのかなぁ?

Impatience

Gnome shell の画面効果を高速化(調整可)する拡張。
問題なく動作ですが・・・逆に判ったのは「効果の ON / OFF 」で十分じゃ?って感想。
もしそれだけで良ければ、 dconf-editor でも設定出来ます。
っていうか、インストール直後はその機能が「設定」に有った気がしたけど消えた?


○ Cinnamon 2.0 / Nemo 2.0 の導入は出来る?
1/6 加筆修正

当初は Nuatilus 3.10 に不満で、 Nemo のみ導入出来るか?検証。
nemo208_fedora20.jpg
Fedora 20 updates for x86_64
http://dl.fedoraproject.org/pub/fedora/linux/updates/20/x86_64/ (関連 Index )
で、コマンド入手なら
code:
sudo yum -y install nemo (基本的なインストール)
sudo yum -y install nemo* (拡張フルオプション込み)

もちろん入るし、 Nemo 自体の動作は問題ないのだけど・・・
Fedora20_open_NEMO208.jpg
fc20 上で Nemo を開くと、次回ログインまで「背景」動作がぶっ壊れる。
これは Fedora の「 GNOME デスクトップ・アイコン表示で起きるバグ」と同じ。

☆対策: nemo の既定動作=デスクトップ・アイコンの表示を止めます
code:
sudo yum -y install dconf-editor (既に入っていれば以下だけ)
gsettings set org.nemo.desktop show-desktop-icons false

※備考:当然ながら Cinnamon デスクトップ上でもアイコン表示しません。
アイコン表示を戻したい場合
code:
gsettings set org.nemo.desktop show-desktop-icons true

☆デフォルトのファイルマネージャを nemo にしたい場合
code:
xdg-mime default nemo.desktop inode/directory application/x-gnome-saved-search

やっぱ Nautilus に戻す
code:
xdg-mime default nautilus.desktop inode/directory application/x-gnome-saved-search

※備考:検証時は不要でしたが、設定有効にならない場合はファイルマネージャを再起動。
code:
nemo -q または nautilus -q


Cinnamon 2.0 も入れてみる。
fc20_Cinnamon_desktop.jpg
コッチも何の問題もなく入ります。
検証の都合上、別々に入れたんで実行してませんが、たぶん
code:
sudo yum install cinnamon (基本のデスクトップのみ入れたい場合)
sudo yum groupinstall "Cinnamon Desktop" (フルオプション)

GUI キーバインド設定が反応せず、日本語入力環境が作れない。
やむなく dconf で手入力し、画面上は関連設定済になるが、動作はしてくれない。
何が悪いのか判りませんが、少なくとも標準 GUI 上の操作では設定不可です。

ちなみに、入力ソースの設定変更を、システムコピーしないままキーバインド操作等
に移ろうとすると PC が完全に固まる(キーボード操作も不可)ので要注意。

そんなこんなで、 Cinnamon 導入のコマンド等も割愛でっす。

結論
少なくとも現時点では、 fc20 で日本語 Cinnamon 環境は(マトモに)使えません。


※追記訂正
日本語入力( ibus-mozc )設定が出来ない件、解決しました。
enable_ibus_mozc_jp.jpg
なお正確には、 IM=ibus 限定の問題のようなので、同対策のみの記載です。


原因:
Cinnamon 環境では、 ibus-daemon が起動しておらず、設定が有効にならない。
※備考: Fedora-GNOME 環境下では、指定せずとも標準起動しています。
※備考 2 : MATE , Xfce , LXDE 環境には同等機能があるので、以下設定は不要。

対策:
1. 「自動起動するアプリケーションの設定」で、 ibus-daemon の自動起動を指定。
2. ~/.bashrc に以下を追記。

export GTK_IMMODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IMMODULE=ibus


「自動起動するアプリケーション」を、以下コマンド or メニューから起動。
code:
gnome-session-properties

「追加(A)」をクリックして、以下の情報を入力
autostart_ibus_daemon.jpg

(設定例:コマンド以外の名称は、任意で構いません)
名前(N):  ibus デーモン
コマンド(M): /usr/bin/ibus-daemon -d
説明(E):  ibus の起動


ibus が起動していれば、あとは通常の設定でオッケー。
setting_IM_Cinnamon.jpg
設定完了後は、一度ログアウトします。

初回の設定時に、 ibus が手動起動しなかった理由は不明です。
なおメニュー上には GNOME / Cinnamon 両設定が混在なので、選択に注意。


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