2014
03
21

LMDE 201403 を試した

LMDE201403_desktop.jpg

Linux Mint Debian Edition の最新版「 201403 」を試用しました。

大まかには最新 Debian ベースの Linux Mint デスクトップ環境。
ざっと見た感じ、今リリースは Debian 7.4 相当かな。
主だった更改仕様は、(やっと) EFI と GPT サポートみたい。

う〜ん Debian=Mint としては、素晴らしい完成度と言えるのかも。
Ubuntu ベースで泣き所の更新も、準ローリング・リリースで解消される。
でも Debian 系って、基本「パソコン」用途には不向きじゃないかなぁ?

先に結論を言っちゃうと、 Debian 好き以外は「あえて選択の意義なし」
「全て素のまま使う」ユーザなら全然良いけど、違うならスルー推奨。

私感では Fedora / Ubuntu 系とは、比較すら値しませんよっと。

○試用の動作環境
・バージョン
LMDE 201403 / Cinnamon 64-bit
osinfo_LMDE201403.jpg

Linux Mint Debian 201403
http://linuxmint-jp.net/

・動作 PC
sysinfo_LMDE201403.jpg
M/B : Intel DH61BE
CPU : Core i5-2500T(ES)
GPU : nVIDIA GT520
RAM : 8 GB


○導入前後の雑感

☆インストール・イメージが意外にデカイ( 1.4GB )
Mint 16 よりデカく、しかも直 DL リンクは超遅いので Torrent 推奨。
※ ふうせん Fu-sen. 様よりご指摘があり、改定します。
「 No codecs 」以外の Linux Mint イメージは、国内 Torrent 不可です。

概略で申しますと
本来 Linux Mint の標準構成は国内法に抵触であり、配布禁止。
ここで Torrent はその動作上、配布行為にみなされる可能性がある。

その法解釈の是非はともかく、少なくとも公には軽率な紹介でした。
ご指摘に感謝すると共に、改定致します


中身は GIMP や LibreOffice 全入りの一方で vim があったりと満漢全席。
でも「万全を期した」というより「まだ自分のキャラを探り探り」な感じ。

☆インストール作業性と序盤の稼働感
インストーラーは Debian そのまま? 分り易いし、速いね。
リリース初期にしては動作面も概ね良好で、目立った問題はなし。
動作感は軽めだけど、全てにおいては(以下)「軽量系」じゃない。

常用系のアプリ稼働状況だと、何故か Ubuntu とかより RAM 消費大。
また Mint install は一見速いが、色々とバギーで RAM 負荷も甚大。
標準アプリの複数実働では「最低 1.5GB 」ないと即 swap るハズ。

あと強いて挙げれば、ウィンドウ出現・可変時等に少しチラつくかな。
ちなみに細々した導入法等がコロコロ変わるので、常に最新を追うべし!


○「パソコン」動作でのダメ・ポイント

☆ ia32-libs 利用不可
これは元の Debian 7 系が完全廃止してるので、ある意味デフォ。
当然 64bit 版では、多数のアプリ他がインストール及び動作不可。

mintinstall_LMDE201403.jpg
著名どころでは Google Earth がインストール不可。

試しに Debian 6 リポジトリとダウングレード実行したが、根本的にダメ。
LMDE_squeese_repo.jpg
(※有効だけど、逆に標準 repo 全改定=ほぼ無効化が必須)

まぁ他の最新ディストロも似た傾向だけど、 LMDE では完全非対応っぽい。
どうしても LMDE を利用したいなら、冷静に 32bit 版を推奨。


☆ Debian non-free ドライバはパフォーマンス不良?
nVIDIA319_72_LMDE.jpg

319.72 というバージョンだったが、まぁ 331.20 世代らしい。
まずもって、ドライバ導入手法が他と比べるとややトリッキー。
そしてコレがまた、 nouveau 同等のパフォーマンスしか出ない。

一応 Sid の 331.49 も試そうと思ったが・・・
その過程で以下がヒット。

GitHub : Extremely poor performance with optirun on
Debian Sid / Linux 3.13 / Nvidia 331.49

https://github.com/Bumblebee-Project/Bumblebee/issues/551

回答(バグ紹介)も確認したが、自分の環境には当てはまらない。
アレコレはともかく、少なくとも導入=バグ発生の可能性だけは高いかと。

もちろん公式の「既知の問題」リンクの件も見た。
sgfxi FAQ::
http://smxi.org/site/faqs-sgfxi.htm

ナナメ読みしただけだが、コレは本家版ドライバの対応用っぽい。
しかも AMD ( Catalyst )では使えない可能性がある。


スゲーな、流石 Debian! 他とは、そもそも時間軸が異なるらしい。
触ってると時々、三年ぐらい過去にタイムループした気分になれる。

スゲー雑に言うと、動画視聴やブラウザ・ゲーム能力が他系の倍ぐらい劣る。
っていうか描画効率だから、消費電力も含め、ありとあらゆる面が劣る。
「 OSS ドライバで良いだろ」ってのは、 Windows を知らない世捨て人だけ。

(※ Intel 様だけは OSS に完全対応ですよっと)

つまり Debian 系の基礎対応は、パソコン用途にチョー不向きかもよ。


☆ Cairo-dock の複数機能が動作しない、落ちる
この辺で「コレもかよ」と、原因を探る気すらなくなった。
Mint install しただけだから、もう 100% バグ確定でイイっしょ。

インストール可、ただし使えませんが何か?


○独善のそしり

Linux Mint Debian Edition とは


人気店の軒先店舗で客足をがっちり掴むも、軒を貸した母屋から嫌味ブチブチ。
そこで商売っ気のない地主側に新店画策するも、最寄り駅は貨物専用だった。
そんな感じの生い立ち。

いやぁ、大変勉強になりました。

Woody の頃から Debian が苦手で皆から良くからかわれ
社会に出てからも「 Debian 使えないの?」と言われコンプレックスでした。
それが LMDE と出会ったことで全て解決!

今日からは
「 Debian ? えぇ使いませんねぇ、それが何か?」と笑顔で返せます。
ありがとう Linux Mint !


追伸
使い勝手を望むなら Linux Mint 17 を待つべし。
速い Cinnamon 環境が欲しいなら Fedora で使うべし。


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