2014
05
05

RHEL 7 RC を試してみた

RHEL7RC_desktop.png

RHEL 7 の RC 版が公開されたんで、軽くチェックしてみました。

とはいえ本音は RHEL 7 じゃなく、同クローン CentOS 7 への予習として。
Fedora 19 ベースと大幅に刷新なんで、パソコン用途の雰囲気確認ですね。

という訳で、ほんのサワリだけで、本来ユーザ層向きレビューではありません。
CentOS 7 を、長期サポート版的な Fedora として使う為の探りです。
○ RHEL 7 RC ダウンロード・リンク

http://ftp.redhat.com/redhat/rhel/rc/7/

各版の違いは不明ですが、取り敢えず上位っぽい Workstation をチョイス。
中身は GNOME デスクトップ+開発系などツール同梱(任意選択)でした。
ただ同版は 4.2GB と巨大な上に、DL 速度もクソ遅い、と警告しておきます。

ちなみに 64bit のみで 32bit 版はありません。

現行区分を見るに、これらは種別というより機能制限&サポート上の分別かも?
http://jp.redhat.com/products/enterprise-linux/desktop/compare.html

もしそうだとすれば、小容量な Client , Node 系でも良かったのかな?
というかまぁ、今回程度の確認なら、普通に CentOS 7 待ちが賢明でしょうね。

○インストールまで一苦労
RHEL7RC_sysinfo.png
動作環境
M/B :Intel DH61BE
CPU :Core i5-2500T(ES)
GPU :nVIDIA GT520
RAM / HDD :8GB / WD1602ABYS(160GB)

・インストール時の問題:標準は光学メディアのみ?
USB メモリにイメージ展開したら、CUI ブート・オプション画面で止まっちゃう。
起動中「 /dev/sr0 にメディアがねぇ」エラーを見て、嫌な予感がしたんですよねぇ。

同ブート・オプションの指定なんて知らないし、調べる気もなく、渋々 DVD 焼き。
コッチだと確かに問題なく GUI 起動するけど、今度はインストールが凶悪に遅ぇ。
昨今の UEFI では高速化に光学ブート廃止設定もあるぐらいだし、超マイナス印象。

・まとめ:「バカなの?死ぬの?」ってぐらい、時間掛かるよ!
ダウンロード:分割せず直 DL で 3 時間( Workstation = 4.2GB の場合)
インストール開始〜完了までに 2 時間弱(同上で GNOME と他少々だけで!)
とまぁ、実稼働まで少なくとも半日作業(無人推奨?)でっせ。

インストーラは Fedora 同様の Anaconda だけど、ややセキュアな問答。
最後にサブスクリプション登録が出るけど「後で」でスルー。(起動後も)


○インストール時の構成
非 UEFI 、非 LVM の標準パーティションで、フォーマット xfs に。
RHEL7RC_sysmon_file.png

(ほぼ標準 GNOME3 のみ)ディスク消費は、意外なほど?小さめ。
Anaconda 上で「 /boot = 250MB 」「 / = 32GB 」設定だと画像の数値に。
/boot 配置については Redhat 系の慣例にならっただけで、無くても可。

残念ながら汎用アプリ類が追加できず、新採用 xfs のパフォーマンスは不明。
まぁ従来の ext4 も、期待?の Btrfs も、任意に選択可能です。

RHEL7RC_sysmon.png
詳細未確認だけど、コレ見ると同環境の他ディストロ比で RAM 消費やや多め。


○動作関係
RHEL7RC_Firefox.png
標準デスクトップは GNOME-shell ( 3.8.4 )に、下パネル拡張を追加の形。
どうもこの辺は、従来 6 系 / GNOME2 からの移行に配慮した UI っぽい。
なお同梱の Firefox は ESR24 系ですね。

加えて GTK3 系稼働を望まない場合は、公式に MATE 環境も用意。

RHEL7RC_GNOMEActivity.png
至極当然な話なんだけど、アクティビティ動作もします。
従来 RHEL / CentOS を見慣れてると、スゲー新鮮だから不思議。

なお Fedora 19 ベースにて、公式に KDE4 環境の選択も可。
同系( GTK3 系)の環境として、今後 CentOS 7 には Cinnamon もあるかな?

その他、一般 PC 利用での美点は、同 7 系からはもう sudo 設定要らず。
ついでに既知の話題ですが、将来的には描画エンジンも wayland 移行でしょう。

RHEL7RC_nautilus.png
RC での公開版とはいえ、本来は有償製品だけあって日本語化は完璧。
日本語入力も、標準「かな・漢字」= ibus-kkc で、取り敢えず問題なし。


○ epel ( RHEL7 β )の導入
RHEL 系の特徴として、リポジトリが初期無効なんですよね。
で、チョロっと弄った範囲では CentOS 6 系や Fedora 系は追加出来ず。

今のところ内容面に乏しいけど、唯一 EPEL β 7 は入りました。

FedoraProject EPEL beta 7
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/epel/beta/7/x86_64/epel-release-7-0.1.noarch.rpm

別視点で言うと、現行 Fedora 同様に .repo の編集要らずで一発導入可です。


○まとめ

チョッと気は早いけど、PC 活用に従来系 CentOS を躊躇してた層には朗報。
求める Fedora 同等のお手軽な運用=ほぼ支障なく可能に感じました。
リポジトリ関係の充実次第では、長期安定系デスクトップの選択肢になるでしょう。

なお CentOS 7 関係の更新情報は、以下公式ブログにて
Seven.CentOS.org
http://seven.centos.org/


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