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2014
06
15

Ubuntu 14.04 LTS に LXQt 0.7.0 Desktop 入れてみた

LXQt_070_Desktop.jpg

LXQt-Desktop 」を ubuntu 14.04 に入れてみました。
LXDE 後継となる(ハズの)、Qt 開発なシンプル系デスクトップ環境ですね。

ただコレ...中身はほぼ Razor-Qt で、そこに LXDE-Qt 移植って構図みたい。
名前は直系だけど、ある意味 LXDE は PCMamFM 等の Qt 書換でフェードアウト。
新規「 LXQt 」= Razor-Qt + LXDE-Qt 合併プロジェクトってことらしいです。

ちなみに Lbuntu 開発者には、同プロジェクトそのものが不安視されてる模様。
参考: ubuntu wiki 14.10
https://wiki.ubuntu.com/Lubuntu/Testing/14.10
(概略: LXQt は次期版へのテスト段階にすらなく、14.10 には不採用の見通し)

まぁそんな事情はともかく、取り敢えずは、さほど問題なく動きます。
決して推奨はしませんが、そもそも追加環境なんで、補助的には遊べるかと。

とまぁ Qt 系環境の初心者の、勉強を兼ねての人柱日記。
あぁでも、更新で記載内容が通用しなくなる点は、考慮しといて下さい。

※ 6/16 少し使い方が判ったので、加筆修正。

※追記: LXQt は殆ど正常動作しません!
( Ubuntu 上からは削除、Linux Mint 上での更新+動作確認ですが)

6月末の Qt5 化更新から、多くの点でダメダメになってます。
特に日本語環境は LXQt 機能でのフォント指定無効など、深刻です。

LXDE ブログによれば、Qt5 化で安定動作確認の後、0.8.0 更新とのこと。
現状では 0.8.0 (の安定動作版)を待つべきと思います。




○バグとか動作問題
動作不安視される DE だと思うんで、先に触れときます。
基本、デスクトップ上のアプリ動作は概ね問題なく、ubuntu への悪影響もなし。

ただし ubuntu 規定( GNOME-GTK+ 系)との Qt 互換には、全般に難アリ。
そんなに深刻でもないんですが、一部設定等が不能とかの問題はあります。
状態は「意図しないバグ」というより、そもそも環境変数等の対応が無い感じ。

★バグとして確認した内容
・パネルのシステムトレイ描画がしょっちゅう崩れる
bug_icon_rendering.jpg
さして実害は無いけど、見た目でスグ気付くのはこの辺。
経時で勝手に直る場合と、テーマを変えると直る場合を確認。

・主要 GNOME-GTK+ 系アプリが LXQt 配下動作しない
個別の稼働は問題ないんだけど、(現時点は) GTK-Qt 互換が全く効きません。
具体的には GTK+ 系に対する「 Qt4 の設定 / Qt Configuration 」の設定が無効。
また、一部の(任意追加した) GNOME 系アプリは全く動作せず。

関連: LXQt 機能からの起動ではシングル・クリック規定で、変更不可。
LXQt_Widget_Style.jpg
ここに同設定らしき GUI 項目はあるけど、全く関係ありません。
LXQt-Desktop / Qt 系はシングル・クリック固定で、GTK+ 系はダブルクリック。
これらの点で、アプリによって外観や起動法が異なるという、少し困ったちゃん。

Razor_Desktop_conf.jpg
ちなみに、本家 Razor-Qt には同動作規定への項目があり、普通に有効でした。

※備考:上記は、恐らく「 LXQt 外観の設定」等の更新で対応とは推察します。
取り敢えず、下記の導入:備考3 に現時点の対処法を記載。


・パネルウェジット「リームバブルメディア」機能せず
修正されました、正常動作します。

※他にもあったんですが...ここ数日で急に改善した感アリ。
ちょっと進展が遅いけど、着実に前進の傾向は感じます。

・時々、ログアウト時に(黒画面のまま)数十秒無反応になる
コレは本家 Razor-Qt にもあるバグでした。
ダイアログとか全く出ないんで、意外と不快・深刻度は高いッス。

※追記
別件でググってたら、KDE black logout の症状が近い感じ。
だとしたら、現状は回避策はあるが、未解決のバグかも?


ついでに言わせてもらえば、LXQt のログアウト・コマンドが判らない...


○実行環境
Ubuntu は前記事の 14.04 LTS x86_64 日本語 Remix を利用。
sysinfo_LXqt.jpg
動作 PC
M/B :Intel DH61BE
CPU :Core i5-2500T(ES)
GPU :nVIDIA GT520
RAM / HDD :8GB / WD1602ABYS(160GB)


○導入の参考情報
 Linux HaIwa : Install LXQt on Ubuntu 14.04
http://linuxhalwa.blogspot.jp/2014/05/install-lxqt-on-ubuntu-1404.html

 ask ubuntu : How to install LXQt DE in Ubuntu 14.04 LTS?
http://askubuntu.com/questions/464741/how-to-install-lxqt-de-in-ubuntu-14-04-lts

基本は上記通りに、導入で判った部分を、チョイと追加修正。


○ LXQt-Desktop の導入
ざっとコマンドにて
 code:
sudo add-apt-repository ppa:lubuntu-dev/lubuntu-daily
sudo add-apt-repository ppa:gilir/q-project
sudo apt-get update
sudo apt-get install lxqt-metapackage lxqt-panel openbox language-pack-kde-ja


※備考:
現時点 LXQt-Desktop に必須なのは lxqt-metapackage , lxqt-panel のみ
ただし
” openbox ”
現時点は Qt の機能代替が実効せず、一部設定が不能なので追加しました。
Metacity でも動作問題はありませんが、設定変更が不能です。
なお、 obconf = Openbox 設定は関連導入されます。
” language-pack-kde-ja ”
日本語ロケール設定で同依存と判ったので、初期導入としました。

※備考:2
標準 WM 非コンポジット描画です。
同環境で Cairo-Dock 等の背景透過を望む場合は、以下も追加。
 code:
sudo apt-get install compton

導入完了後 「 LXQt セッションの設定」から
WMCompton_setting.jpg

WM = Openbox (標準 Metacity)へ変更し、Compton にチェック。

※備考:3
上記 GTK-Qt の互換に対し、 GTK+ 優先で対処の場合。
 code:
sudo apt-get install lxappearance

すると 「ルックアンドフィールを設定します」が、メニュー追加されます。
LookFeel_ConfCenter.jpg

「 LXQt 外観の設定」等にて「 GTK+ 」スタイル(画像左)を適用
LookFeel_conf.jpg
「ルックアンドフィールを設定します」にて任意 GTK+ テーマ(画像右)を適用

初期状態:LXQt-Desktop 標準機能だけの見え方(同一の外観設定)
LXQt_look_Qt.jpg
外から内へ Nautilus → Nemo → PCManFM という並び。

上記設定すれば以下のように改善(外観・操作性の統一)されます。
LXQt_look_GTK.jpg
なお、外観だけでなく、クリック動作も( GTK+ 流儀に)統一されます。
ちなみに Firefox も GTK+ 系な訳で、この辺が Qt 開発 DE での懸念材料。


○セッション選択について
画像は Web で拾ってきたので、実際とは少し違います。
LXQt-session.jpg

こんな感じで LXGame , Lubuntu , Openbox セッションが並びます。
でも、上記導入内容で起動できるのは「 LXQt-Desktop 」のみ、なので注意。


○テーマの設定
一見は明快だけど、壁紙までセット=ムダというか、別印象を与えかねないかも。
LXQt_themes.jpg

例えば
LXQt_Theme_light.jpg
「 Light 」なるテーマは従来 LXDE っぽい感じ。

LXQt で新意匠となる
LXQt_Theme_plasma.jpg
「 Plasma 〜」は KDE っぽい印象。

同じく「 flat-dark-alpha 」は...
LXQt_Theme_flat_dark.jpg
妙にビビットな壁紙で、チョッと微妙な感じ?

でもテーマって、パネル等の意匠=同例は「透過のあるダーク色調」が主。
個々に壁紙を与えた事が、却ってテーマ・カスタムを邪魔してる気がします。

一応壁紙は、デスクトップ上で右クリック>「 Desktop Preferences 」から変更可。
ただし、基本がテーマ・セットなんで「 LXQt Theme 」変更すると元に戻されます。

真にオリジナル・テーマしたい場合は、/usr/share/lxqt/themes を弄る要アリ。
どうも Qt 系のシステム( KDE も)って、この辺が無意味に遠回りな傾向が...。


○今や PCManFM ( -Qt ) は重量級
「おぉ、スゲー速いぞ」と動作に感動し、一応リソース消費も確認したら...
filemanager_sysmon.jpg

どえりゃー食ってます。

全く同じ動作をさせた Nemo が、上の数値。
個人的には「結果ここまで速けりゃ文句なし」で許容なんですが、最重量級。


ちなみに、起動直後のアイドル状況では...
filemanager_sysmon_idle.jpg

メッチャ食ってます。

これまで重量級とされた Nemo / Nautilus を、余裕で凌駕ッス。
それと描画キャッシュ?が開放されないんで、上画像みたいに重いまま。

なお、従来ユーザから「重くなった」指摘⇒「最適化には改善の余地」らしいですが...
現時点からは「半減」ってレベルで「改善」されないと、他との比較が難しい。


○で、「結局、軽いの?」
えぇっと、概ね「軽量」だけど、特に「軽快」というような美点なし。

Ubuntu ベースなんで、少し自動起動アプリ加算ですが、アイドル値が以下。
sysmon_LXqt_idle.jpg

従来比で RAM 消費量は若干増ながら、数値的には、まぁまぁ軽量系かと。

また個人的には、従来 LXDE の弱点
=「リソース消費値は確かに低いが、実動作では遅い(最適化に劣る?)」
が概ね解消されてるのが、実質の改善に感じます。

現実的な実用上の数値(下記内容で 30 秒ほど放置)としては、以下。
sysmon_LXqt_performance.jpg

Firefox で Yahoo!Japan Top ページ( 1 タブのみ)を開示
PCManFM-Qt で 100 個ほど動画ファイルの入ったフォルダを開示
SMplayer で 480P 動画( SD ないし DVD 相当)を再生
gedit でテキスト編集

まぁ「重く」はないが、殊更に「軽く」もない微妙なところ。
従来比較の多い Xfce / MATE とは、ほぼ拮抗(やや劣る)でしょうか。
機能 / リソース消費面で言うと、特に優越点なし。

また、実働感ではやはり GNOME-GTK+ 系の呼び出しで少し遅い場合アリ。


○もろもろ雑感
う〜ん、ド素人の勝手な感想では
著名だが、開発リソースに乏しい LXDE が終焉系 GTK+2 の刷新で後手に。
(同じく GTK+2 起源ながら、この点 Xfce / MATE は、独自に発展済)
結果「 LXDE ft.Razor ( Qt 系) 」に活路を見出した、みたいな感じかなと。

確かに LXDE の知名度と Razor-Qt の発展性を考慮なら、Win-Win な関係かも。
でも、ほぼ総入れ替えで稼働実績ゼロなのに「後継」って...ズルくね?
っていうか、ほぼパネルだけの構成なんだから、もっと早く!


○削除
一回やってみた感じ、たぶん以下
 code:
sudo apt-get purge lxqt-metapackage lxqt-panel openbox qt4-qtconfig
pcmanfm lxsession-data lxappearance lxappearance-obconf language-pack-kde-ja libqtxdg

sudo apt-get install -y aptitude ppa-purge
sudo ppa-purge ppa:lubuntu-dev/lubuntu-daily
sudo ppa-purge ppa:gilir/q-project
sudo apt-get autoremove



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