2014
06
21

Ubuntu 14.04 LTS に MATE - Desktop 1.8.0 を入れてみた

MATE180_Desktop_Trusty_.jpg

Ubuntu 14.04 に、MATE 1.8.0 環境を入れてみました。

起源は GNOME3 / GNOME-shell からの離反と言ったら良いのかな?
公式には廃止系の GNOME2 を、ユーザコミュニティが再開発した派生形式。

同プロジェクトとユーザ支持の両面で、今一番アツい環境かもしれませんね。

なお、提供は MATE 公式ですが、Ubuntu 向けとしては非公式版となります。
(現時点の PPA 対象バージョンは mate-desktop 1.6.1 系)
同時に署名もなく、導入には「検証なしパッケージ」等の警告が出ます。

特に問題は感じませんが、実導入の際は、一応自己責任にて行って下さい。
っていうか、対応版を待つべきかな?

※少し加筆修正

※ 7/16 追記
Ubuntu 14.10 + MATE 1.8.1 環境にて、以下とは全く異なる軽快さを確認。
動作感・消費リソースともに軽く、GNOME2 再来を思わせる完成度になっています。

恐らく正式版「新 Ubuntu MATE Remix 」は、同ファンの期待に応える環境でしょう。
逆に以下記事のパフォーマンス内容は、「開発過渡期の動作」とご考慮下さい。


○実行環境
導入前 Ubuntu は、前記事の 14.04 LTS x86_64 日本語 Remix を利用。
sysinfo_trusty_MATE180.jpg
動作 PC
M/B :Intel DH61BE
CPU :Core i5-2500T(ES)
GPU :nVIDIA GT520
RAM / HDD :8GB / WD1602ABYS(160GB)


○導入の参考情報
wiki.mate-desktop.org
http://wiki.mate-desktop.org/download

基本は上記通りに、導入で判った部分を少々修正。

参考:現時点の MATE 1.8 パッケージ群
http://repo.mate-desktop.org/archive/1.8/ubuntu/dists/trusty/main/


○導入手順
ざっとコマンドにて
 code:
sudo apt-get install python-software-properties
sudo add-apt-repository "deb http://repo.mate-desktop.org/archive/1.8/ubuntu trusty main"
sudo apt-get update
sudo apt-get install mate-core mate-desktop-environment mate-notification-daemon mozo libpolkit-gtk-mate-1-0



○環境の機能・動作など

・まず感じるのは、ディスクキャッシュ重用で高速化?の雰囲気
前回 LXQt もそうだったけど...ガリガリ RAM キャッシュが、軽量系の流行?
半分は勘違いで、caja デスクトップ機能が重い= RAM 消費大によるもの。
ただ逆に、標準デスクトップの RAM 消費が大きいのは間違いないかと。


標準デスクトップ:起動初期のアイドル値
sysmon_trusty_MATE180_idle.jpg
起動初期は RAM 消費軽めなんだけど、同時にアプリ起動もモッサリ。
んで、使い込むと RAM 消費増と共に明確に速くなってく感じ。

デスクトップ設定見直し:起動初期のアイドル値
sysmon_trusty_MATE180_idle2.jpg


標準デスクトップ:実用動作時(下記動作)のリソース消費
sysmon_trusty_MATE180_perform.jpg
結構貯め込むんで経過をみたけど、どうも 1GB 上限?で頭打ちっぽい。
動作環境に依存?規定?かは不明だけど、RAM 要件は 1GB 以上推奨かなぁ。

デスクトップ設定見直し:実用動作時(下記動作)のリソース消費

sysmon_trusty_MATE180_perform2.jpg
※「実用動作」実行内容
Firefox で Yahoo!Japan Top ページ( 1 タブのみ)を開示
caja で 100 個ほど動画ファイルの入ったフォルダを開示
SMplayer で 480P 動画( SD ないし DVD 相当)を再生
pluma でテキスト編集

・ caja は...やや微妙
sysmon_caja180_perform.jpg
まず上記と同傾向で、表示が速い反面、超ヘビー級の RAM 食い。
稼働中は低減せず、キャッシュ込だと 100MB 弱までの上昇を確認。
※上記通り、RAM 消費の大きさはデスクトップ機能に因るもの。


UI やら基礎機能は、概ね好ましい造り、だけど
caja_sendto_menu.jpg
「送る」「移動」メニューで任意ディレクトリの指定が不能。
あと「管理者として開く( Open as Root )」も無いみたい。

・ WM : Marco には透過( Composit )描画の機能アリ
settings_window_composit.jpg
今は活かせるテーマに乏しいけど、影とかエフェクト効きます。
ちなみに、無効でも Cairo-Dock の背景透過(エミュレート描画?)しました。
※起動初期は背景黒帯、何か操作で透過描画

↑追記:Metacity ≒ Marco (リネーム)なので、機能自体は仕様でした。↑
ただ、MATE 独自の GUI 表示により、分り易くなってると思います。


・気も利いてます
MATE180_wallpaper.jpg
Cinnamon もそうだったけど、壁紙とか充実。
もちろん UI や使い勝手等々、緻密な再現と完成度で機能も充実。

・でもパネル設定が分かり辛い
高機能だし追加は明瞭なんだけど、同配置等の設定が意外に判り辛い。

あと....(数値を確認すると)驚くほど重い。
sysmon_panel_MATE180.jpg
高機能で重めドックの Cairo-Dock に並ぶとは...侮れん。
※パネルというより、一部の機能が激重

今や果たして「軽量」か?微妙だけど、スペック充足なら動作は重くはない。
基本の RAM 消費は軽めだが、「重い」主機能がある
また対応下限は不明ながら、基本非コンポジット=描画負荷は低めかと。
ただし、微妙に(一部)アプリの初期起動等だけは「鈍い」体感。

なんか従来「軽量」「キビキビ動く」系ほど、進化で逆に鈍くなってる気が...


○バグとか
正式リリース版のハズだけど、少なくとも今環境では、些細な問題アリ。

・ Marco : composit 機能
機能自体は有効だけど、同有効⇔無効にすると、一時的にクラッシュ。

・「お気に入りのアプリ」:規定ファイラとアイコンからの起動
規定を変えても、デスクトップ・アイコン経由では常に caja が起ちあがる。
※同機能が caja そのものなので、仕様でした。

・「外観の設定」:フォント設定
不思議なことに、不定期に設定が無効になる。
※半分勘違い:正しくはシステム規定が一部の非標準アプリに反映されない

・入力( IM )設定が時折失われる
ごく稀に、ブラウザやエディタへの IM 設定が一時的に失効します。
※勘違い:バグではないが、フォーカス挙動が鈍く、望まない遷移がある
なんとなくだけど、非 MATE 構成のアプリに対し不安定かも?

・マウスでの操作に対し、反応が鈍い時がある
不特定かつ再現性にも欠けるのですが、逆にそれゆえに、気になる。
例えば「閉じる」や「ドラッグ等の可変操作」等に、まばらに発生。

ごく感覚的には、描画エフェクト擬似再現上での影響?
重い Flash コンテンツを操作してるような、微妙だけどイラッとする鈍さ。


○雑感
活発な開発や緻密な作り込み等々、熱い支持は至極当然でしょうね。
旧 Windows にも相似形だし、移行・入門ユーザが惚れ込むのも判ります。
誰かが「 MATE 最強」主張でも反論しませんし、客観的には他者にも推奨。

でも自分では、好んで使いたいとは思わないかな?

そもそもの起点が GNOME2 環境のリロードだから仕方ないけど...
あまりにも MATE 環境で完結⇔ Linux らしい自由な構築性に欠けるッス。


○総評

更なる GNOME2 を望むか?
情け容赦のない GNOME2 を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし、三千世界の鴉を殺す嵐の様な UI を望むか?

よろしい ならば MATE だ

我々は満身の力をこめて、今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で堪え続けてきた我々に、ただの GNOME2 はもはや足りない!!

MATE 1.8 を!!
一心不乱の MATE 1.8 を!!



なんか最近、タブレットや 2in1 ノートに押されて?廉価 PC が妙に高い。
で、頼まれて探したらこの辺が安くて高性能でした。
Acer Aspire E1(Corei3-3217U/4G/500G/Sマルチ/15.6/Win8.1(64bit)/ブラック) E1-570-F34D/K
日本エイサー (2013-12-13)
売り上げランキング: 1,257
スポンサーサイト

«  | HOME |  »