2014
07
18

Ubuntu 14.10 alpha-1 と MATE 1.8.1 を試した

Ubuntu_MATE181_remix_Desktop.jpg

Ubuntu 14.10 alpha-1 と、追加環境に MATE 1.8.1 を試用してみました。

主だった試用の指向としては、次期 Ubuntu MATE remix への予習確認。
ただ環境追加の検証も兼ね、MATE remix ではなく Unity ベースを選択です。

先に大雑把な稼働感を言えば

Ubuntu 14.10
現時点は alpha-1 ≒ 14.04 の部分変更程度で、殆ど差異なく安定動作。
更なる改定を思えば主環境には非推奨だけど、試用なら不安なく即用可。
主な変更点は systemd への移行? でも未だ完全移行はしてないみたい。

MATE 1.8.1
前試用の Ubuntu 14.04 + MATE 1.8 とは、見違える軽量&軽快っぷり。
正式版の Ubuntu MATE remix は、同ファンの期待に応えるものと確信します。
反面で部分的には、非標準構成とは相容れない、やや強い独自性も特徴かと。

まぁあくまで現時点での話なんで、更新での差異は承知しておいて下さい。
それと短時間しか触れてないので、勘違い等もご容赦のほどを。


○ Ubuntu 14.10 alpha-1 の入手とインストール

Ubuntu 14.10 (Utopic Unicorn) Daily Build
http://cdimage.ubuntu.com/daily-live/current/

Ubuntu_1410_alpha1_Desktop.jpg
早々と Ubuntu 14.10 表記ですが、14.04 LTS と大差なし。
なお 64bit 版でインストール、基礎的な動作・アプリ対応にも問題なし。

sysinfo_ubuntu1410.jpg

動作 PC
M/B :Intel DH61BE
CPU :Core i5-2500T(ES)
GPU :nVIDIA GT520
RAM / HDD :8GB / WD1602ABYS(160GB)

sysmon_ubuntu1410.jpg
画像の状態は、幾つか任意導入のアプリが動いています。
試用環境における起動初期の(表面的な) RAM 消費は 680 MB 前後。
なお細かいことを言えば、見ての通りグラフ周辺の GTK+ 描画色がヘン。

最新カーネルのおかげ?動作感は 14.04 より、少し軽快かな?
「 Unity =重い」認識って根強い気がしますが、実際は最も動作軽快な部類。

ちなみに「重い」= 3D 描画に非対応な、仮想や低スペック PC 等の環境下だけ。
逆に Unity が軽快な PC 上では、MATE / LXDE といった環境は高速化しません。
また「 Unity ( effect 有)より Cinnamon が軽い」=単にギリな PC 性能って話。


○現状の問題: 32bit アプリ動作が重い
alpha-1 の時点でアレコレ言うのもなんですが、結構気になったので。

旧 ia32-libs は廃止なので、以下追加にて 32bit アプリを稼働。
 code:
sudo apt-get install libc6-i386 libglib2.0-0:i386 libsm6:i386 libglu1-mesa:i386 libgl1-mesa-glx:i386 libxext6:i386 libxrender1:i386 libx11-6:i386 libfontconfig1:i386 lsb-core

結果、14.04 と全く同一ドライバ構成+アプリにて動作確認しましたが....
ドライバが fallback ( Gallium on llvmpipe )したように重くなります。
再確認しても fallback してないのですが、とにかくダメ。
適用不備?更新・改善待ち?公式に 32bit 系は非対応?など現状不詳です。

同系アプリは結構ありますが、著名例を挙げるなら Google Earth とか。
もちろん Unity 環境に固有ではなく、Ubuntu 14.10 共通の話です。


○ MATE 1.8.1 環境の追加
MATE remix =次期フレーバーの一つなので、公式にリポジトリ内包。
よって、以下コマンドからサクッと追加可。
 code:
sudo apt-get update
sudo apt-get install mate-core mate-desktop-environment mozo libpolkit-gtk-mate-1-0


※備考
mate-desktop-environment だけで導入可、ただ利便性等から、以下も追加
mate-core : 移行パッケージ・稼働後に削除可
mozo : MATE 版 Alacarte (「メインメニュー」:メニュー項目の編集)
libpolkit-gtk-mate-1-0 : polkit-mate プラグイン

sysinfo_ubuntu1410_MATE181.jpg

sysmon_MATE181.jpg
重く、鈍かった MATE 1.8 に対し、1.8.1 は従来の軽さを取り戻してます

sysmon_process_MATE181.jpg
この数値のみならず、実働感も「 MATE らしい」軽快さが復活

初期規定のデスクトップ・テーマ構成
Ubuntu_MATE_alpha1_Desktop.jpg
GNOME2 再現への飽くなき拘り? 正直チョッと引くかなぁ?
配色は地味だし、フォント・レンダリングが汚い(軽いのか?)のも、難点。


○基本の操作系
もはや独自進化版ゆえ、従来〜現行 GNOME ( Unity )系との直接互換なし。
ctrl_center_MATE181.jpg
なので、全般的な GUI 設定操作は、この「コントロール・センター」経由が必須。

※関連:動作問題
「ポップアップ通知の設定」=動作せず
⇒「モニタ」の認識を疑い、操作で一度有効になるも、以後は再動作せず

「 Additional Drivers 」= MATE アイコン非対応、和訳「追加のドライバー」されず
⇒ Unity / MATE 両環境での同アプリ利用で混濁?

※参考:フォント・レンダリングの設定
detail_font_rendering_MATE181.jpg
スムージング:サブピクセル (LCDs) ヒンティング:中間 (画像参照)
これで Unity / Cinnamon 等の標準と同等になったハズ。


○ MATE テーマの問題点
「シンプル・デスクトップ」は望むところですが、個人的に「レトロ」は嫌。
という訳で、Top 画像のように変更・・・しつつ気付いた問題点。

※動作問題:テーマの任意追加が不可
テーマ類の設定は「コントロール・センター」>「外観の設定」から実行。
MATE181_Theme_add.jpg
ここの「追加のテーマを〜入手する」は、単に GNOME-Look を表示するだけ。

さらに、並びの「インストール(I)」は、tar 圧縮を ~/.theme へ展開するだけ。
そして最大の問題は、この一連操作を行っても、テーマ追加されないこと。
また「インストール(I)」機能で展開できるのは、tar 圧縮のみ、のようです。

まぁ簡単に言うと、全く有効機能してませんよと。


※ BlackMATE での、描画問題
上記から、MATE の(非ネガ)ダーク・テーマは BlackMATE (画像)のみ。

コレ結構カッコイイんですけどねぇ、残念ながらダメダメです。
BlackMATE_draw_misconduct.jpg
問題:入力操作画面の背景指定色に対し、フォント色も同系で、殆ど見えない。

BlackMATE_draw_misconduct2.jpg
同指定って、選択で変異する凝った設定なんですが、逆にその点もアダに。

当然、web 上の入力操作系や、エディター上の表示など、多くがダメ。
「入力ボックス(I)」の任意変更が可能なら良かったんですが、そこも不能です。


○ MATE 描画系のバグ
※追記
↓コレ、Cairo-Dock 側が GTK+3.12 系描画に非対応のせいみたい

Cairo-Dock を動かしていて気付きました
MATE181_drawing_bug.jpg
右: MATE 1.8.1 左: Ubuntu-Unity の描画

最初は Marco が非対応かと思い、WM を Compiz へ変更しましたが、改善なし。
ついでに Cairo-dock を fallback モードにしても、修正されず。
おそらく MATE 側での問題=同系の描画を用いる他アプリにも影響かと。


う〜ん、動作全般はスゴく良くなったんですけどね。
汎用・互換性においては、まだチョッと難アリかな?
でもまぁ、規定のあるがままに満足なユーザなら、もう十分オッケーかと。



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