2014
10
18

LXQt 0.8.0 が出たね

about_LXQt080.jpg

以前紹介した LXQt の、Qt5 系更新版 0.8.0 がリリースとなったようです。
取り敢えず、前回「 0.8.0 待ち」と書いた手前、少しフォローしてみます。

先に結論
大雑把にですが、動作上の問題点「全く改善していません」
主観で言わせてもらえば、もう Qt5 への移行で手一杯?って印象。

他に LXDE 後継として期待されてる?「軽さ(リソース消費)」観点も
「従来 LXDE ( GTK2 ) とは別モノ」「 MATE ( GTK3 互換) の方が軽い」

思いつく範囲で美点を探せば、たぶん「希少な Qt5 環境」でしょうかね。
その観点=同系ファン&開発協調においては、かなり貴重な存在かな?

以下、殆ど動作問題についてですが、ざっと列記してみます。

○はじめに
今記事は Linux Mint 17 上の 0.7.0 ⇒ 0.8.0 を対象としています。
同内容= about LXQt 表記は 0.8.0 ながら、内部 0.7.0 版なのは確認済。
(※ 下記、公式の配信内容を相互参照のこと)
でも、どこから 0.8.0 版とかキリもなく「今日時点」での確認内容とします。

LXQt プロジェクト
http://lxqt.org/

LXQt 0.8.0 ダウンロード・サイト(ソース)
http://lxqt.org/downloads/0.8.0/

git リポジトリ
http://git.lxde.org/

GitHub LXDE
https://github.com/lxde

Ubuntu Trusty 系の PPA &パッケージ情報
https://launchpad.net/~lubuntu-dev/+archive/ubuntu/lubuntu-daily?field.series_filter=trusty


○ 0.7.0 〜 0.8.0 更新間の問題
過去記事に書いた以外に
その 1 :パネルの「(スタート)メニュー」が消失
その 2 :ユーザ追加の「キーボード・ショートカット設定」が消失
その 3 :「 LXQt パネル」が消失(セッション / デスクトップは起動)

恐らくは Qt5 更新関連(内容の全刷新?)での問題かな。
でも GUI 操作系と、端末起動のホット・キーを消すって・・嫌がらせ?
ハッ!もしや「それでも使い続ける、辛抱強い奴ら」を選別したのかぁ!?


○ 0.8.0 での日本語フォント問題
以前も触れましたが、フォントのユーザ設定が「ほぼ」不能です。
「ほぼ」とは、基本全くダメだが、何故か?反映される場合もあるから。
ごく簡単に言えば、日本語環境としては「実用不可」レベル。

まずは正常な例
ConfCenter_LXQt080.jpg
Configuration Center =ユーザ設定通りのフォント

ダメ表示例:パターン A
font_error_ConfCenter.jpg

興味深いのは、全く設定変更無く、同一セッション内で表示が変わること。

ダメ表示例:パターン B
font_error_B_ConfCenter.jpg


ちなみに、初期 0.7.0 (正確には 0.6.99 )での表示例
ConfCenter_LXQt0699.jpg
アイコン・サイズ等、ちょっと並びはアレだけど、表示は設定通り。
ついでに言うと、見ての通り Qt5 化で対応を失った機能も多数。

次いで Menu (スタート・メニュー)での、ユーザ設定通りのフォント表示
Theme_scheme_font_LXQt080.jpg

ここで比較に、初期 0.7.0 での表示例(フォント設定は同一)も
Theme_scheme_LXQt070_menu.jpg
テーマに GTK+ 系表示が可能、スキーマ色も違います。

そしてダメ例:パターン A
font_error_a_appMenu_LXQt080.jpg

ダメ例:パターン B
font_error_b_appMenu_LXQt080.jpg
コレ、一見すると正常表示ですが「かな文字」が指定してない明朝体です

Linux や Android に慣れた人は、眺めて気付いたかも知れませんね。
どうもシステム規定?が「 CJK フォント(いわゆる中華フォント)」らしい。
⇒漢字は一応表示だが、かな文字が「□(いわゆる豆腐)」等に化ける。

つまり、この規定?フォントがユーザ設定と置換されない動作問題です。
まっ、少なくとも標準 GUI 機能からは一切不能ってことで FA

でね、「設定が一切効かない」のなら、ある意味、理解の範疇です。
奇妙なのは「意図せず、『たまに』設定のフォントも表示」ってこと。


なお例えば、再設定+ログアウト / 再起動しても、設定は反映されません。
(逆に「正しく反映された」ように見える⇒次回起動で悩んだケースも)
「気が付くとフォントの表示が変わってた」とか、結構シュール系です。

もちろん、このフォント表示問題は LXQt の標準アプリ・機能系だけ。
Cinnamon 環境からのアプリ等には、同設定のフォントが正常表示されます。

あと一応、動作競合を疑い 0.7.0 で導入の以下を削除しましたが、改善なし
lxappearance qt4-qtconfig language-pack-kde-ja


○ LXQT セッション設定
Qt5 化に伴う設定互換のため? WM は Openbox がデフォに。
SessionSettings_LXQt080.jpg
ちなみにココでも、日本語フォント表示が不正=「- 切替」項目

一応 metacity 等の自己設定も可ですが、もうテーマ変更は出来ません。
SessionSettings_metacity_LXQt080.jpg
あと良く見たら、ログアウトの確認項目(赤枠)が追加に。

試してみたけど、チェック有り無しでの動作違いを確認出来ず。
もしや「ログアウト時に黒画面+無反応」対策と思ったけど・・・違うっぽい。


○ PCManFM 0.8.0
メニューが英語等はあるけど、機能・使用感そのものは好ましい感じ。
PCManFM080.jpg

ただ、デフォのサムネイル値が小さ過ぎる?初期に一切のアイコン表示なし。
PCManFM080_Preferences.jpg
赤枠値を適当に弄って、表示対処のこと。

sysmon_PCManFM_Qt.jpg
数値見ると RAM 消費大に見えるけど、それはデスクトップ機能も兼ねるから。
ちなみに Cinnamon 上で見ると、この半分以下。( Nemo と近似レベル)
んまぁ、リソース消費面で「軽い」とは言いかねるけど、表示は「速い」方かな。


○その他
解決してないバグ
※ パネル上に一部アプリ・アイコン表示されない or 表示がヘン
まっ、現時点は互換が効かない⇔仕様ってことでいいや。

※ログアウト時に黒画面のまま、(ほぼ毎回)数十秒無反応になる
KDE と同じバグなら仕様? ただ、再起動等だと「無反応状態」はない。

稼働確認中に新規遭遇したバグ
※ 最小化したアプリがハングアップし、kill コマンドも効かない
たった一回だけ、再発性もなさそうので、不問相当かも。

※ リムーバブル・デバイス( liblxqt-mount )が不動・超遅ぇ!
確認一回目:認識に十秒近く(⇒直後に更新アリ)
確認二回目:他環境に比べると遅いが、認識(⇒また更新が入る)
確認三回目:全く認識しない
結論、クソ。

※パネル上ボタン類の、マウスポイント・クリック認識が鈍い
これも Qt5 化での劣化点。 地味だけど、操作上の不快度はかなり高い。


○アレコレ感慨
そもそもは、Linux 界での扱いがムダに大きいせいだろうけど・・・

LXQt プロジェクトって、大風呂敷なのか? 何か焦ってるのか?
或いは単に、開発力(人的リソース)が貧弱に尽きるのか。

0.7.0 公式リリース発表⇒デイリー・ビルドな α 版といった内容
Qt 5 化で 0.8.0 へ更新⇒「間もなく」が二ヶ月後で、実用度は劣化


確かに、かなりの頻度で更新は入るんですけどねぇ・・・この間、実に五ヶ月。
同じ進捗率で予測なら、マトモになるのって、早くても一年後じゃね?

まっ何にせよ、私は Qt 系システムに対し、一旦の見切りがつきました。
別に GNOME-GTK 系を良しとしないけど、普及度とスタンダードさは歴然。
まず「○○系」以前に、それを意識させない互換性が無いと、全然ダメやん。



カーオーディオに使ってた奴が、動作中に突然コワれた・・・
「家電量販店にも有るだろ」と思ったけど、殆ど無いね。(有っても高額)
USB メモリもそうだけど、もうこの手は通販で買うのが最良っぽい。


↑買い合わせ対象なんで、速い microSDHC カードも紹介↓
Transcend microSDHCカード 32GB UHS-I対応 (最大転送速度90MB/s) 無期限保証 TS32GUSDHC10U1
スポンサーサイト

«  | HOME |  »