2015
01
22

Fedora 21 Workstation の(悪口)メモ

Fedora21_Workstation.jpg

Fedora 21 デスクトップ向け形式 "Workstation" 利用メモでっす。

"21" には、用途別に Workstation 、Server 、Cloud エディションが存在。
その中で従来同様版というか、デスクトップ用途が "Worksation" になります。

なんですが・・・厳密に言うと『 Worksation 』とは、GNOME 環境版のみ。
同 "Spin" とは、デスクトップ環境以外に、構成や関連動作が異なります。
仮に「 Workstation = 21 」とするなら、「 Spin = 20.5 」って感じかな?

その差異はともかく、GNOME は設定系とか「かなりアレ」なんで、メモ。
なお基本は f21 系で共通、その辺と稼働環境は過去記事を参照まで。

ところで、一ヶ月試用した現時点の、個人的な感想を言わせてもらえば・・・

Fedora 21 の Workstation ( GNOME )版は、強く非推奨。
導入するなら、原則 Fedora 21-Spin 版を推奨します。
もし GNOME がお好みでも、上記へ環境追加とかを、お勧めします。


○ Workstation (= GNOME )と Spin 各種版の違い
※追記補足
忘れてましたが、確か Workstation のみ、UNetbootin 不可だったかと。
んで、Windows 上利用も可な、純正?ツールあります。

Fedora Live USB-Creator
https://fedorahosted.org/liveusb-creator/
Fedora_Live_USB_Creator.jpg

Fedora 上でインストールするなら以下
 code:
sudo yum -y install liveusb-creator
※追記補足ここまで

操作系では、GNOME の「意図的な」 GUI 設定類の徹底排除が主要素。
まぁ GNOME 流の「シンプル&スマート」 UI ってな形式です。

こういうのは「優劣」というより「好き嫌い」でしょうが、私は大嫌い。
「シンプル」=見た目の話で、現実の作業では、逆に操作量が増えるだけ。

 ▼更新系の既定が違う
f21 系全般で、コマンド操作は yum と 派生後継の dnf が併用。
DNF__YUM_update_fedora21.jpg
動作として体感はないけど、Workstation では dnf が主系になります。

同時に GUI の導入・更新は「ソフトウェア」を用い、Yumex は非サポート。
OS_update_gnome_SC.jpg
でも同「ソフトウェアの更新」ってバグだらけで、基本マトモに動作しません。
なんで Workstation だけ更新に再起動? でさ、なんで常に失敗するの?


他方で任意の Yumex 導入と、「ソフトウェア」との併用・動作自体は可。
gnome_softwarecenter__Yumex.jpg
※注:ただし、autoremove コマンド適用で削除されます。

 ▼ Firewalld 設定系も違う
firewalld_config_f21.jpg
Spin と Workstation では、設定系そのものが違います。
この点で Workstation には、同 GUI 設定が存在しません。

強いて挙げると、これが Workstation 版の Firewalld 設定。
firewalld_config_workstation.jpg

初期既定「デフォルト(薄文字)」は、「ゾーン指定なし(無効)」の意。

⇨奇妙な話ですが、Firewalld 常時稼働かつ、既定で「無効」設定
参考: Fedora Project Workstation: Disable firewall
https://fedoraproject.org/wiki/Changes/Workstation_Disable_Firewall

※備考
FedUp 不要なら、firewalld と依存 anaconda , hawkey 削除可。
ってか、それらが必須の際は、単純に再インストールすれば良いだけ。
稼働だが無効で、リリース初期には動作問題もあった。 私なら削除します。
 code:
sudo yum -y erase firewalld

 ▼日本語入力と同ロケール化が未完
基本言語は GeoIP により、インストール時から操作不要で「日本語」適用。
gnome_initial_set_f21.jpg
この点で初稼働時の Gnome-initial-setup も、特に設定不要。(後で設定可)

ただし、日本語 IME は任意導入が必須=それまで日本語フォーマットも未完です。
fail_localize_f21.jpg

 ▼ IME の設定系も違います
keyboard_settings_IM.jpg
GNOME では「キーボード」(又は各 IME の設定項目)のみで、設定可。
標準 IM の「 ibus の設定」も存在ですが、GNOME 様式では非表示です。

 ▼ nVIDIA ドライバだと Wayland セッション不可
標準= OSS ドライバでは一応動作、nVIDIA ドライバだと起動すら不可。
これは GNOME-Wayland における、既知の問題みたい。

でも現状 GNOME-Wayland は描画バグまみれ、稼働しても非実用でっす。


○ GNOME での環境設定類
以下は私感で GNOME 環境を整理したまでなんで、参考程度に。

まずは、ざっと削除。
 code:
sudo yum -y erase baobab bijiben cheese devassistant empathy gnome-contacts gnome-boxes gnome-calculator gnome-clocks gnome-weather ibus-chewing ibus-hangul ibus-libpinyin libreoffice-draw libreoffice-impress libreoffice-writer orca rhythmbox shotwell transmission* vinagre

※備考
ちなみに上記は、コレでも「一応は GNOME 構成で利用」配慮での内容。
私なら nautilus も Nemo 置換にて削除、同時に totem 関連もザックリ逝かせます。
ただ・・・そこまでするなら、単に Cinnamon 移行で完結じゃね?ってのも、確か。

※備考 2
Workstation で既定の一部 GNOME 拡張は、Tweak Tool では削除不可。
で、私は以下の理由から、全て任意に削除、入れ替え等しました。

 ▼ classic-session 稼働に依存+操作系を旧タイプに似せてるだけ
⇨ そもそも現「 Classic 」は外観のみで、中身は GNOME-Shell そのもの。
 gnome-shell-alternate-tab 
※ classic セッション稼働に依存、同セッションと共になら、削除可

 gnome-shell-extensions-applications-menu
 places-status-indicator
 launch-new-instance

※全て Classic =「 GNOME2 風の外観」機能で、例えば gno-menu のみで代替可
っていうか、通常セッションでは Tweak Tool なしに利用できません。

 background-logo =システム既定外の壁紙に対しては、無効
 gnome-shell-extension-window-list =私には無用


なお一応、削除の補完・置き換え等の内容も、参考まで記しておきます。
依存リポジトリ= RPM Fusion の導入は、過去記事等を参照のこと。

 code:
sudo yum -y install alacarte beesu bleachbit cairo-dock dconf-editor exfat-utils fuse-exfat ffmpegthumbnailer galculator gnome-tweak-tool paco parcellite pinta qbittorrent shutter smplayer thunderbird vlc wine* xulrunner


○ Workstation = GNOME 環境での動作問題

 ▼ Mutter の?深刻な動作問題
多数ウィンドウ開示の負荷時?キーやマウス操作の反応・表示遅れが生じます。
また、その負荷が大きいと?、アプリがウィンドウ表示のまま、クラッシュ。
もし至クラッシュだと、プロセスの再起動どころか kill さえ不能。

発生するとキータイピングにすら追従しない始末で、極めて深刻。
未改善なら "Workstation" は、同名称的な用途には不適かもね。

ただし、起因が Mutter か?或いは nVIDIA ドライバとかなのか?正確には不明。
ついでに確認から二週間ほど経過なので、今は解消してるのかも?

 ▼システムの完全クラッシュ
Fedora21_Workstation_Crashed.jpg
「ソフトウェア」操作中、gnome-shell がクラッシュ⇨システムごと完全クラッシュ。

コレ実は、Workstation だけ問題多発⇔でもカスタマイズしてて、起因が不明瞭。
そんな反省から、別途に全く新規、かつ標準構成での試用中に起こった事象です。
標準セッションにて、(それまでは)問題なく稼働中の突然死。

ちなみにログイン画面まで正常、ログイン後にこの画面が表示。(初めて見た)
一応 cui ログインにて確認したところ、どうやら GNOME 構成も破損の模様。

試用だし、そもそも GNOME を主環境で使いたいとも思わないので、追求ナシ。
あえて言おう!カスであると!!

 ▼ f21 版 Dropbox のアイコン問題
えぇっと、これは同利用者のみに関わる話ですね。
※追記:この件に関し、対処方法を別記事にて紹介。

Fedora 21 では、Dropbox は RPM Fusion から提供される形に。
Dropbox_F21_SC.jpg
二種ある理由は不明ですが、何となく本体と API かな?

それはともかく、同アイコンって、■背景+白アイコン既定で変更不可
dropbox_icon_f21_workstation.jpg

コレ GNOME 標準テーマのみ対象らしく
明色系のテーマでは、残念表示に。
(基本的には nautilus-dropbox の機能)
※追記改定
f20 及び、他ディストロでの更新で気付きました。
コレ、現 Dropbox の「仕様」であって、Fedora 側の問題ではありません。


さらに GNOME-shell 上では、頻繁にアイコン非表示(⇔稼働)のバグあり。
(修正されました)
invisible_dropbox_icon.jpg
暗色系テーマで白色アイコン非表示だと、稼働してないように見えます。
それもコレも、公式非サポートだから仕方ないけど、少なくとも旧版より劣化。


○その他補足:コマンド操作とかの活用
 ▽旧世代カーネルと、不要ファイルの削除
 code:
sudo package-cleanup --oldkernels --count=1
sudo yum autoremove


※備考
上でも触れてますが、workstation では " autoremove " で yumex 削除。
(競合? gnome-software 削除で回避。 また何故か?削除されない環境も)
なお、面倒ですが都度の yumex 再インストールは、可能です。
上記参考で導入済みなら、" beesu bleachbit " で、部分代替も可かと。


 ▽ grub2 を任意に更新の場合
 code:
sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg


 ▽ SELinux 関係
SELinux 無効化
code:
sudo gedit /etc/selinux/config
SELINUX= ( enforcing 項目を)「 disabled 」へ

※備考
SELinux 無効に起因=パーミッションの狂いを生じる場合アリ。

参照: Fedora project : FirewallD/jp
Redhat カスタマーポータル SELinux の有効化及び無効化
https://access.redhat.com/documentation/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Security-Enhanced_Linux/sect-Security-Enhanced_Linux-Working_with_SELinux-Enabling_and_Disabling_SELinux.html

個人的には、一通りの設定後、再有効化+再起動(データ再編)を推奨。


 ▽稼働サービスの確認
 code:
sudo systemctl --type=service


○まとめ雑感
えぇ、諸悪の根源は GNOME にあります。(失言

まぁ GNOME は systmd や wayland 等の対応が良好らしく、それが主採用の理由?
いやでもぉ、そんなの Linux 技術とか興味のないユーザからしたら、全く関係無い話。
"Workstation" 名称なら、せめて環境には独自構成とか欲しい、が正直なところ。

あと、Workstation 版って、Spin 版に比べ、やたら動作バグが多い感じ。
リリース直後の更新量にウンザリしつつ「一ヶ月遅延させるべきだったんじゃ?」とも。

『 Fedora は 所詮 Redhat テストベットなので、不安定』
そんなテンプレ文句「何年前の話?」って思ってたけど、コレじゃ再燃かもね。

Fedora 21 自体は更新相応、でも現状の "Workstation" だけは避けるべき?



2015 年 1 月 現在、まだ販売してることに驚いた。
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