2017
03
14

TV BOX / OTT , SBC などの ARM-SoC メモ

OTT-board_with-SATA.jpg

前回の続きですが・・・改めて記事おこしした結果、えらい長文です。
また書きながら、コレを欲する人が果たして何人居るんだろう?という葛藤も。

それらも書いてるウチにどうでも良くなり、飽きるまでは書いてみました。
収集した情報自体はこの数倍あるのですが・・・もう飽きました。

という訳で、興味のある人にしか意味を成さない駄文がイッパイ。


○はじめに
以下でアレコレと言及だけど、入手性やコスパの基準足り得る製品は一択でしょう。
単純な話、高性能かつサービス充実の製品が 1.2 万円で買えるのは念頭に置くべき。
TV BOX 型: Amazon Fire TV
 ⇨廉価帯 Intel NUC をも凌ぐ SoC 搭載の IT 機器としても、比類なきコスパ
 ⇨あるがまま使っても、公式コンテンツと Android アプリ両対応(も可能)

性能やら Hack 云々より実用オールインワン重視なら、タブレットの方が明快かな。
タブレット型:Fire タブレット
同高性能版: Fire HD 8 タブレット

さらなる価値を付帯サービスにも見出すと、これ以上のコスパ端末を探す方が困難。
【プライム会員限定】7 / 8インチ HD の Fire タブレットがクーポンで4,000円OFF
https://www.amazon.co.jp/Fire%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88/b?ie=UTF8&node=3913179051

 ※中華 TV BOX , OTT , NUC などの海外通販事由
初期不良や故障のサポートも絡めると、中華モノ海外通販には不確定要素が多い。
アレコレ含めた愉しみ方としてはアリだけど、目先の価格でコスパは成立しない。
 ⇨とにかく中華ガジェットは不良・故障率が高く、虚偽表示もあり得る
 ⇨著名な GearBest や Geekbuying 購入でも、実売は中華圏ディーラー


○既存品調べ:よくある OTT 向け SoC とか
結論はともかく比較知識として、幾つかの製品や搭載 SoC も眺めてみた。
ややコスト重視の中下位版+使い捨て価格でも、一定水準には達してる。
 ⇨ 4 年ぐらい前ならフラッグシップ相当、現スナドラ 6xx 系並み
 ⇨現在 2 万円台前半で市販の中華スマホより高性能な SoC が多い
 ⇨ RAM 他の帯域・速度面は弱いが、x86 系 SoC にさほど劣後なし

用途=評価軸によっても変わるけど、ざっくり評価しちゃうと以下かな?

MT8173 ≧ MT8693 >> RK3288 > RK3368 ≧ S912 ≧ S812 ≧ S905 系

 ☆ MediaTek MT8173: Celeron 3215U 近似の性能を持つ
 ☆ MediaTek MT8693:↑ 相似型の OTT / TV BOX 専用系 SoC
 ◎ Rockchip RK3288 : Celeron N3150 近似性能の 32bit SoC
 ○ Rockchip RK3368 :↑ を 64bit 置換えしたような SoC
 △ Amlogic S812  : S905 同等、部分的には勝る 32bit SoC
 ○ Amlogic S905 系 :コスパ最強?中華 TV BOX の標準型 SoC
 ▽ Amlogic S912   :↑ の GPU を、やや強化した 64bit SoC

※補足: MediaTek
Mediatek-logo.png
バリュー市場向け SoC で定評・存在感のある、台湾のファブレス半導体ベンダ。
多種多様な SoC を手掛けるなど、その高い技術・企業力はコレ系他社とは別格。

 ☆ MT8173 ( Cortex-A72@2GHzx2 A53@1.3GHz x2 + GX6250@600MHz )
https://www.mediatek.com/products/tablets/mt8173
元は 2015 後半期の中上位タブレット向け、同用途としては現最高レベル
面白いのは公式スペック類推より、個々製品のベンチマークが高目なこと
コレ系メディアの紹介では、同 A72 は最大 2.4GHz 動作とか(真偽不明)
Amazon Fire TV に採用

 ☆ MT8693 ( Cortex-A72@2GHzx2 / A53@1.6GHzx4 + GX6250@700MHz )

https://www.mediatek.com/products/bluRayAndDvd/mt8693
不詳だが S905X-H と同様、シャオミ特注の OTT 専用系 SoC かもしれない
採用コアは MT8173 に似るが、多コア化など凝った構成の高性能 SoC
シャオミ Mi Box 3 Pro ( Enhanced ) に採用


※補足: Amlogic
Amlogic-logo.jpg
名義上は米国( 1995 年の創業当時は DVD Player 、現 OTT 専業)企業。
ただし、現況( 2014 年〜)は中華圏に軸足を置くファブレス・ベンダ。
なお同搭載中華 BOX 多数は、コスト低減から公称値の動作を満たさない。

 △ S812( Cortex A9@2GHz x4 + Mali-450MP6@600MHz)
旧 S805 系の GPU 強化 SoC らしいが、汎用性能は S905 に劣らない
ただし旬の過ぎた同 SoC 搭載製品を、相応価格で探す方が難しい
(昨年末セール価格は、同系 TV BOX RAM2GB 品が 3.5 千円前後)

 ○ S905 系( Cortex A53@1.3〜1.5GHz x4 + Mali-450MP3@750MHz)
性能バランス以上に低価格が強みなのか?とにかく中華 BOX に最多の採用
S905X-H のみが特注上位品? S905X は上位機能に「互換」も実効は薄い
 ⇨ 4K / HDR 対応等は実装次第、SoC スペックとは全く別モノ
 ⇨ 帯域がないので、USB3.0 や GbE / 11ac の実効速度は出ない
なお同 SoC の A53 は 2GHz 動作の偽情報を流すが、Max 1.5GHz と判明
とはいえ他社 SoC に大きく劣る訳でもなく、価格比ではむしろ優良かも?
S905X-H については、シャオミ Mi Box 3 (初版ノーマル)に採用

 ☆ S912(Cortex A53@1.5GHz x4 / 1GHz x4 + Mali-T830MP2@650MHz )

S905X の GPU 強化(主に 3D )版だが、単純な処理能力は S812 と同列
オクタコア CPU ではあるが、その実効性能は S905 と大差ない点にも留意


※補足: Rockchip
Rockchip-logo.jpg
純中華な半導体ベンダだが、Intel から技術・資金の両支援を受ける側面を持つ。
Chromebook 他に採用実績の他、新 SoC の開発・生産も相応にこなしてる模様。

 ◎ RK3288 ( Cortex A17@1.8GHz x4 + Mali-T760MP4@600MHz)
高クロック 4CPU +高 Gflops な GPU 構成ゆえか、汎用的な性能が高い
複数ベンチマーク情報によれば、Ras-Pi3B の約2倍の性能があるらしい
Chromebit , Chromebook 他、多数に採用のあるロングセラー(2015〜)

 ○ RK3368 ( Cortex A53@1.2GHz x5 + G6110@600MHz)
元は 2015 年の中下位タブレット向け SoC で、4k-60fps 対応がウリらしい
省電/低発熱向け構成? 実効性能イマイチなので製品価格によっては微妙
複数製品に採用例があり、 Remix OS の次世代端末 " Remix IO " にも採用

 ☆ RK3399 ( A72@2GHz x 2 / A53@2GHz x 4+Mali-T860MP4@600MHz )
VR など最新メディア再生にも対応する、同社最新にして高性能な SoC
ベンチマークから伺う範囲では、Celeron 3205U を凌駕する性能を持つ
Rmix OS 次世代端末の上位版 " Remix IO+" へ採用されている


○ OTT / TV BOX 製品での実装問題
売値で競う中華系の弱小ベンダ品は、とにかくコストダウン製法みたい
またコレ系では、Web 人気が出る⇨利益増を狙って改悪コストダウンも平常営業

 ▼ RAM 速度グレード他を下限に留める
 ⇨ SoC なので CPU / GPU の実効速度にはモロに影響します
 ⇨ RAM 1GB が標準=解像度によってはスペック実効が困難

 ▼ SoC が標準サポートする I/O の多くを搭載しない
 ⇨価格反映なら仕方ないが、SoC スペックそのまま機能表示する詐欺
 ⇨(コレも仕方ないが) OTG ハブがなく、システム書き換えが困難
 ⇨基板の改定により筐体に「穴」だけあって I/O 実装ナシなどの例も

 ▼ヒートシンク/ FAN 、Wi-Fi アンテナを簡略化する
 ⇨ Wi-Fi :AP からの安定受信は 2m 前後が限界だったりする
 ⇨ヒートシンク:冷却不足で SoC が規定クロック動作しない

ちなみにコレはダメ例ではなく、むしろ欧米で好評の製品(コスパ理由かな?)
i68_board-heat-sink.jpg

んまぁ、高度な冷却部品って結構なコスト増だろうから、多少は致し方なし。
多コアだけど低クロック=実際には低性能な SoC 採用は、実はコレ理由かも?
Wi-Fi アンテナに関しては、自力で改造・改善する手はあるよね。

価格との兼ね合いではあるが、かなり良質な構成の製品もある
T8s_Plus_Board.jpg


○ SBC について
 ▼ラズパイ
まず本来の IoT 端末ないし同組み込み学習的な用途なら " Zero " 系のみでしょう。
正規代理店の扱いにより、以前の価格逆転( Pi3 B の方が安い)も解消しました。
Rasberry Pi Shop KSY
https://raspberry-pi.ksyic.com/main/index

Pi 2/3 系については、もはや類似製品に見劣りする部分も多く、非常に微妙。
さらに単純なコスパで言うと、TV BOX 転用の方が遥かに良好だったりします。
 ⇨イチから各種パッケージ・キットを買うとなると、軽く 1 万円超
 ⇨教育用途向け構成もあり、性能が活きる場面が意外に想像し難い

準拠規格も含め偉大な功績の製品ですが、本筋はやはり「教育用途向け」かと。

その他は多すぎ+国内正規扱いもなく、とてもじゃないが紹介し切れません。
んで、基本コスパまぁまぁ+拡張パッケージが豊富な ODROID-C2 のみ記載。

 ▷ ODROID-C2
ODROID Platforms > Products > Amlogic S905 > ODROID-C2
http://www.hardkernel.com/main/products/prdt_info.php
↑見れば分かりますが、非常に充実した拡張部品と共に直販されております。
教育・学習でなくアレコレ実用なら、近似価格の Pi3 B より使いでがあるかと。
中華 BOX 転用は「安物買いの銭失い」になりかねないと懸念の貴方にも好適。
(アレ?なんかステマみたいになってる?)
※注:国内に代理店を謳う会社⇨公式サイト情報によれば正規店ではありません。

 ▼ ASUS Thinker Board
上を書いてる途中で思い出したので、ついでに記載。
ASUS U.K : TINKER BOARD
https://www.asus.com/uk/Single-board-Computer/TINKER-BOARD/

大手ベンダのラズパイ系ボードだから?国内メディアでもチョロっと紹介アリ。
ただねぇ SBC にいまさら RK3288 ってどうよ?
ってか Chromebook 他で大量購入できるから、ついでに造ったんじゃ?と邪推。
私感では、単体価格 4 千円以上ならゴミ確定。


○んで、何ができるって?
一番簡便なのは、あるがまま TV BOX 利用ないし、各種アプリによる拡張。
もしくは SBC 的に開発遊びや、レトロゲーム・エミュ機などニッチ用途へ。
可否は端末による・開発環境必須ながら、自前ビルドなど OS 差し替えも可。

ただまぁ PC 使いなら、似たようなことは x86 PC でむしろ容易に出来ます。
安っすい ARM 端末ならではの「 IT / Hack 遊び」と捉えないとムダだらけ。
逆言うと、PC 系は最近遊びネタが乏しいんで、コッチで遊ぶってだけの話。

ウチでは Remix OS で mini PC 化したのと、レトロゲーム専用機にしました。
今は「タクティクス・オウガ」にハマっておりまする。
えぇっと、用途別の方法論なんて書ききれないんで、ググって下さいな。
っていうかさ、それらが Hack 遊びじゃないんでしょうか?(言い逃れ)


非正規の輸入品だけど、Fire TV と直接競合なせいか、割と適正な価格で売ってます。
時々品切れにはなるけど、都度どっかの業者が再販売してる感じかな?
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