2017
04
15

AMD RYZEN 5 , 7 / Socket AM4 とか調べたよ

Ryzen-logo.jpg

遅れて来た真打?それとも AMD 社 x86 CPU における白鳥の歌?
久々の話題作 " RYZEN " ことSummit Ridge + Socket AM4 についてのメモ。

いやまぁ自作以前に PC 自体が絶滅危惧種だし、世間一般にはオタク話題かな。
(だいぶ枯れちゃったケド)自作er の端くれとして取り上げてみます。
ってか全くの新プラットフォームだし、良く知らんのでブログ更新を兼ねてね。


○現在までの実売ラインナップ
自作歴の長い人なら、AMD 社の公式発表なんて『大本営発表』だってのは常識。

ただ今回は(今更ながら)本気なのか?多くの情報に於いて、だいぶ整合性アリ。
一部にごく僅かな遅延は生じたものの、ほぼ事前告知の内容で販売されてますね。
やや品薄気味ながら、AMD にしては出荷量も過去にないレベルで潤沢かと。

長い( dis り気味の)前置きはさておき、現時点のラインナップは以下。
Ryzen_Model.jpg
※備考
XFR ( eXtended Frequency Range )
十分な冷却能力が備わり TDP 余裕が有る場合、Boost +100MHz 前後で動作。

なお価格は種々状況で変動でしょうが、一応ツクモさん初出価格ベースです。
RYZEN_price-TSUKUMO.jpg


○ Summit Ridge のダイ構造など
まずは 1st Gen Zen : RYZEN = Summit Ridge の構造などについて調べてみる。

CPU 部は 4コア( L1/L2 含む)と L3 Cache を纏めた CCX なる構造らしい。
AMD-Ryzen-Slide-1.jpg

ダイ全体としては、2 CCX = 8C / 16T (全有効の場合)が基本形式の模様。
RYZEN_die.png

コレ眺めてたら、ふと CPU キャッシュ値から製品内容を推測できる気がした。

 L1 : CPU コア内蔵=[ I Cache 64KB x コア数 ]+[ Data Cache 32KB x コア数 ]
 L2 : CPU コア接続=[ 512KB x コア数 ]
 L3 : L2 キャッシュに相互接続の形で CCX 同梱=[1MBx2 ] が 1Set


類推するに、コア選別の上で下記等の動作制限からラインナップ形成かなぁ?

 ☆ 8 Core 有効型:1700 / 1700X / 1800X
8Core-CCX.jpg

 ○ 6 Core + L3 全有効型:1600 / 1600X
6Core-CCX.jpg

 △ 4 Core + L3 全有効型:1500X
4Core-X-CCX.jpg

 ▷ 4 Core + L3 部分無効: 1500
4Core-CCX.jpg

いやまぁ、ホントに無効化か?実装違いなのか?は知らんけどね。
でも iGPU 差別無し+大まかなスペック近似=歩留まり率の点で合理的だよね。

追記
後で大手メディア紹介見たら、この解釈で当たってたみたいね。
で、若干問題なのは CCX 間 I/O は CPU としては低速ってコト。
雑に言うと、例えば 8 コア構成でも 4+4 コアでの処理速度になっちゃう。

一部ベンチで Core i 4C/8T と RYZEN 8C/16T が同等なのは、コレ系起因かも。


○ RYZEN + Socket AM4 の基本スペックとか
未だ仕様公表の製品が全登場してない・変更の可能性もあり、ざっとだけ。
AMD-Ryzen-Slide-2.jpg

ココも眺めてたら、チップセット大差はなく、単なる SoC 拡張に見えるかも。
AMD_Socket-AM4_Platform.jpg
大きな違いは I/O 帯域用の PCIe レーン拡張のみで、主機能は RYZEN=SoC 側。
ラインナップ最上位「 X 」系が本来のフル機能版で、あとは機能制限版かなと。
とすれば製品構成や価格に反し SoC / Chipset は一種で済み、合理的な設計?

 ▷ RAM の帯域・仕様について
対 Intel 性能を繕うあまり? AMD では昔から OC での値が半ば正式扱いされる。
ただし、公表仕様上の帯域・性能は以下ね。
RAM-perform_Socket-AM4.jpg
速度上限: DDR4-2667 = Single Rank RAM を Dual CH 動作させた場合のみ
動作帯域: 最大 39.74GB/s =同上、 Single CH 動作では 19.87GB/s が上限

雑な留意点としては
 ⇨普及価格帯の RAM で Dual-CH 動作させると 2400 が上限
 ⇨ OC 動作の RAM 利用も、4 スロットを使うと 2133 が上限


まぁ GPU 非搭載だし Intel 製品比で遅くもないけど、特に速くなる要素もない。

 ▷ RYZEN モデルの名称区分
RYZEN 「3 , 5 , 7 」=下位、中位、上位のブランド区分
上 1 桁目=第一世代の意
上 2 桁目=性能指標 1~3 : 下位、 4~5 : 中位、6~7 : 上位、 8 : 最上位の意
下 2 桁の「 00 」=性能指標の予備番号

末尾アルファベット
 ⇨デスクトップ向けモデル区分
「無印」=標準型、「T 」=省電型、「X 」= 高性能型
「 G 」= APU 型、「 S 」=省電 APU 型 ※ Raven Ridge かな?

 ⇨モバイル機種向けモデル区分 ※これも Raven Ridge かな?
「 U 」= 標準型、「M 」=省電型、「 H 」=高性能型

 ▷現状判明してる、未発売の品番
USB.org より USB 3.1 Gen 1 コントローラ製品検索から
http://www.usb.org/kcompliance/view/view_item?item_key=fbd491273e9451c4512acf1f2a6647d43870a1d0&referring_url=/kcompliance
 ⇨ Ryzen 3 1200
たぶん Ryzen 5 の SMT 無効化+クロック UP 版で、予価 1.8 万円ぐらい?
 ⇨ Ryzen Pro 系
ワークステーション(業務)向けにメモリ ECC 機能を有効化したヤツかな?

 ▷ CPU クーラーについて
(大した冷却能力には見えない)標準クーラー付属と、非付属の上位機種アリ。
Ryzen_cooler_Wraith.jpg

んまぁ Intel 同等製品との比較上は廉価だけど、単純な価格帯ではハイエンド。
好意的に解釈すれば、同ユーザー層はどうせ拘りの冷却機材を利用でしょう。
穿って邪推するなら、ハンパな付属で不評よりは利益の上がる省略を選択?

なお AM4 系は今初出ではなく、昨秋 Bristol Ridge ( BTO のみ) で出荷済み。
AM4-A320_BTO-Cooler.jpg
その際、従来型の平凡なクーラーが装着( M/B : A320)されてるんですよね。
価格云々よりも初期買い足しが面倒だし、コレ系で良いから標準に!って感じ。


○んで、コレは「買い」なの?
個人的には「積んでるモノにドリーム感がある」ので、そのうち買おうと思います。
ただもし誰かに購入助言を求められるとしたら、その時点で無用の長物と断じます。

コレは PC 愛ないし、夢をもって自作紳士・淑女が買うべき「よい物」でせう。
言い方を変えれば「性能」だの「コスパ」だのロジカルに選ぶ品ではないかと。


なお Bristol Ridge をリテールにぶっこむ計画(夏頃?)もあるようなので注意ね。
Summit Ridge - Raven Ridge 間に、さらっと新 APU として混ぜてくる気がする。



AMD ファンにはキレられる?たぶん殆どの処理で RYZEN 5 1400 と同等かなと。
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