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2018
10
22

Fedora 29 Silverblue と Endless OS を試した

Software_Fedora29-SilverBlue.png

先日公表、というか開発昇格した Fedora Silverblue を試してみました。
んー雑に言えば(デスクトップ形式の)次世代ハイブリッド OS ですかね。

コレ名称こそ全くの新版に見えますが、実際には PROJECT ATOMIC の成果物。
Atomic Host Workstation → Fedora Atomic Workstation を経た
→ Fedora Silverblue という、開発ツリー&名称変遷に過ぎない。

で、基礎動作は堅調、当面の懸案は Flatpak Software の充実・改善かな?
もし仮に F31 Workstation から採用と発表されても、特に違和感は感じない。

んまぁ・・・ごく客観的には、素晴らしい画期的な刷新、でしょうね。
従来版 GNOME-Shell + Wayland に満足してる方なら、割と朗報かなと。
でも期待するか?と問われれば、取り敢えず今はイラネ。

○雑な概要
私自身が入門者なので、ざっくりとだけ。
 "Silverblue "
libostree ( OSTree )+ Flatpak =イメージ+デプロイ型 OS
 ⇨依存ライブラリ群で編み込む従来形式を全刷新する
 ⇨従来形式に付随の問題点は排除しつつ、同様に動く
なお現状では、GNOME デスクトップ構成限定の環境になります。

OSTree についての日本語技術プレゼンには以下があるみたい。
SlideShare
OSTree: OSイメージとパッケージシステムの間にGitのアプローチを

https://www.slideshare.net/i_yudai/ostree-osgit

公式
OSTree
https://ostree.readthedocs.io/en/latest/

Fedora Silverblue Documentation
https://docs.fedoraproject.org/en-US/fedora-silverblue/


○ Endless OS
ここで、deb パッケージ管理対応とした同系デスクトップが Endless OS
EndlessOS3-4-7.png

GUI 的には、かなり凝ったカスタマイズが施された GNOME-Shell 。
コンセプトは途上国ないし低価格・教育 PC 向け(製品アリ) OS らしい。

なお今件の主眼は導入解説ではないので、先人ブログを紹介しておきます。
がとらぼ 様 > 話題のEndless OSを触ってみた
https://gato.intaa.net/archives/13326

さておき OStree 公式にも紹介があり、既に版を重ねた同系先行なので試用。
なお最も興味をそそられたのは、Google Chrome の Flatpak が存在する件。
G-keyring_Chrome_EndlessOS.png
あるある。でもコレ、gnome-keyring / polkit 対応出来ないのかな?

あと偶然にも "Endless" PC と相似スペック SBC 稼働なので、動作も確認。
Chrome_run-youtube1920x1200_EndlwssOS3.png
マシン: ESC BAT-MINI 、モニター:24" 1920x1200 60Hz
やや鈍いし微妙に描画が荒い気もしたけど、一応 HD 再生可能でした。
 ⇨急な・複数回のシークバー操作にも、なんとか追従対応する
 ⇨低性能 PC ・Firefox にありがちな「ずっとグルグル」は無い

ついでに VLC で DVD + Chrome で youtube 再生したけど、問題なし。
Multi-Media_Endless-OS3-4-8.png
まぁ性能的にはギリっぽいけど、困難と言うほどではない。

今検証上は直接関係しないけど、微細な造り込みが素晴らしいッス。
ChromeSoftware_EndlessOS3.png

こちらも充実度・見易さの点で、本家 gnome-software 超えかと。
Software_EndlessOS3.png

さらっと参照のつもりが、造りの良さに感服。
具体コンセプトはともかく、OSTree 系デスクトップでは偉大な先達かなと。


○ Fedora 29 Silverblue の試用
ともあれ、Sliverblue 試用へと話を戻します。

一応の公式 DL ページは以下
Download a Silverblue image
https://silverblue.fedoraproject.org/download

ただ現状は、最新版を追う方が手っ取り早いかな?
Index of /pub/fedora/linux/development/29/Silverblue/x86_64/iso
https://dl.fedoraproject.org/pub/fedora/linux/development/29/Silverblue/x86_64/iso/

画像では通常版と Sliverblue の見分けが一切つかないので、一応掲載。
ios_F29-SilverBlue1016.png
試用開始は 20181016.n.0.iso で、今日現在は 20181020.n.0 版みたい。

上記通り Fedora Workstation ( gnome-shell )構成がデフォルト。
素のままだと今回試用機ではチョッと重い為、一旦 classic にて起動。
Starting_F29-SilverBlue.png
なおこの時点では repo に Flatpak が存在しませんので、software も空っぽ。

 ☆ Flathub の導入
端末操作も可ながら、動作確認を兼ね Firefox で Flathub 導入へアクセス。
Flatpak > Quick Setup
https://flatpak.org/setup/

Fedora の repo ファイルを Software で開き、認証許可します。
req-auth_software-Flathub.png


 ☆ rpm-ostree の活用
とはいえ Flatpak の基本はアプリ。目的稼働には○○不足の状況もある。
その点は rpm パッケージ管理を橋渡しする rpm-ostree を活用します。

現状は dnf コマンド呼応なり各パッケージ有無不詳、取り敢えず打ってみる。
terminal-rpm-ostree_F29-SilverBlue.png

例)sudo rpm-ostree install git
成功の際は systemctl reboot ≒ 再起動必須みたい。(画像ハイライト項)
 code:
systemctl reboot

※備考
コマンドは公式ページ manual 項にもあるが、コッチの方が見易いかな。
rpm-ostree man page
https://www.mankier.com/1/rpm-ostree#Client_Side_Commands

fedora-toolbox = dnf (rpm) 導入する付加ユーザ機能もあるが、開発途上。
というか、無駄にまどろっこしい気がしたのでガン無視。
とまぁ、幾つかの導入+諸設定を加えると、Top 画像の状態に成る訳です。

システム詳細= "Silverblue" 等の名称は一切入らず、外観からは識別不能
about-detail_F29-SilverBlue.png

システム・モニター
sys-load_Fedora29-SliverBlue.png
アイドル状態じゃあんま意味ないけど、一応の記録に掲載。
基本充足だけど、この機材性能が下限域なのは間違いない。


○感慨
デスクトップ版機能としてはともかく、基本システムはほぼ盤石みたいね。
GNOME だけでなくKDE , Cinnamon 込みなら、検討の余地はあるかな。
(コミュニティによれば、開発中らしい)
コレって組み込み向きじゃ・・・と思ったが、それは Fedora IoT だった。

取り敢えずはクソ鈍くて検索下手な Software 改善が無いとイヤ。
あと libostree 周りドキュメントが編纂されないと、よく判らん。

たぶんコレ系は今後 Fedora ( RedHat 系)だけの話じゃないと思うよ。
OSTree 化の段階で .deb 系とか .rpm 系とかの流儀は無意味に・・・
んっ? じゃあ Arch / OSTree って(開発次第で)グッと身近な存在?

※10/31 追記
IBM 買収から、迅速な Silverblue ( OSTree )化は確定路線でしょう。
ってか部門改訂の時期を見るに、今年初めには概ね内定済だったのかな。
とどのつまり、商用 Linux の完全再編。( SUSE は済)
今少し猶予はあるが、手駒も資金も無い Canonical Ltd はどの立ち位置へ?


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