2009
02
28

ダイエットにかける執念

     image1.jpg

ダイエットに掛ける意気込みと、周辺の商魂たるや、すごいと思わせるお話です。

パンツにもらしてしまう副作用」もあるダイエット薬があったとして、売れるでしょうか?
それなりの効果があっても、下痢やシミなんて・・・
特殊な事情以外、とてもじゃないが売れない気がする。

と思いきや、実際にそういうダイエット薬が存在、飛ぶように売れたそうです。
その効能は、単なる下剤というわけではないそうです。
名前は「alli(アリィもしくはアライ)」。
米国FDA(政府管轄の食品・医薬局)が認可した減量補助製品。
アメリカでは18歳以上を対象としているようですが、処方せんなしで購入できます。
alli_90_stat.jpgalli_120_refill.jpg

どうでもいいが、今流行りの「小文字スタイル」名称でもありますね。
いったいこの薬はどういう働きをするのか?

下痢や便とは言うものの、下剤とは違う。
食事で摂取する脂質の25%を、吸収しないようにブロックする働きをするらしいのです。
・・・しかし当然、この吸収されなかった脂質は「思わぬ形で排出」されるらしい。

さて、思わぬ形でとはどういうものか。(食事中の人はお控えください。)

「限りなくゆるくオイリーな便」 とか、
「コントロールできない便意」 とか、
「おならが出るたびにスプレーされる油分のしみ」 とか。

相応の覚悟を要求する副作用が、待ち受けています。

ですが一応、副作用を避ける方法も・・・あることは、あります。
実に簡単。

「油/脂質分の少ない、極低カロリー食事ダイエットをする」

サイトでも、十分な効果を得るために「低脂肪で低カロリーの食事」を推奨していますが、要は脂肪分の多い食事を制限すればいいのだそう。

でもなんでしょう?妙な矛盾を覚えますね。
常にそんな食事ができるなら、最初からこの薬も要らない気もするし....

元来この薬は、「もはや、医学の力に頼るしかないほどの超肥満」向けの薬品でしたが、市販薬となった(効能は処方薬の半分)瞬間、「超ナイスバディ」になる夢を描いて買う女性たちが、この「魔法の薬」に殺到したようです。
「スレンダーであること」は、もはやどんな犠牲をはらっても、固執すべき世間の常識なのかも。

しかし、やせるために「アホアホマンのパンツ」になってしまう、という犠牲・・・。
購入検討している方は、汚れてもいい下着とセットで買い足すのをお忘れなく!
allipills.com


なお、ニューヨークの総合情報サイト「info-fresh」さんには、こんな警鐘もあありました。
以下部分引用
試験参加者の約半数が胃腸に副作用を訴えた。
臓器移植を受けた人は相互作用の恐れがあるため服用できない。
抗血液凝固剤服用者、および糖尿病や甲状腺の治療を受けている人も、使用前に医師に相談する必要がある。
「パブリック・シチズンズ・ヘルス・リサーチ・グループ」は、関連処方薬の研究の中で結腸の前がん性病変との関連性がある点を指摘
「利点の少なさや他の病気の併発、頻繁に起こる不快な副作用、脂溶性ビタミンの吸収を大幅に阻止することを考慮すれば危険だ」として販売に反対している。
info-fresh.com
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